広大附属福山中の入試応援へ 2026

最終年の漢字は前日にも確認した『刊行』が的中!嬉しい。

広大附属福山中の入試応援へ

広島大学附属福山中。

福山市内にある,国立の中高一貫校である。

来年度より広島大学附属福山中等教育学校(仮称)になる予定。

内部生からは,制服が替わるほか,二期制になると聞いている。

今年の志願者数は男女併せて500名弱。

受検者自体も少ないが,応援の塾講師の数も少なくなったなと感じる。

要因はさまざま考えられるが,ここで単なる憶測を述べても仕方ないので割愛。

今年は受付の列が自然と形成され,階段の下まで伸びていた。

毎年応援に来ている私でも,この光景を見るのは初めてで。

階段で将棋倒しになったりしたらコトだな……と,目の前の関係する子どもたちに『並ぶ必要はない』と抑える程度。

体育館に掲示される問題も,閲覧しに行っていた塾関係者はごく少数。

来年度から問題の仕様が大きく変わるため,今年の問題を分析する必要もないからかな。

以下,雑感を書くけれど,この場では控えめに。

(理由は昨年書いたとおり。)

・国語

冒頭のとおり,漢字的中!

差がつかない出題を当てても仕方ないが,差が付くであろう出題を当てられて嬉しい。

私も直前まで貢献することができたなと満足感。

今年の出題は2題。

『植物たちに心はあるのか / 田中修』。

あからさまな理科の説明文が出題されるのはずいぶん久しぶりか。

こういった説明文は,近大東広島中でよく扱われている印象がある。

科学の内容ではあるものの,人生訓のようなテーマが含まれているものはちょくちょく出題されていたけれど。

専門用語が含まれているものの,論理的に読み取れれば設問自体は易しい内容。

『つながりのことば学 / 齋藤陽道』。

ふんわりした内容ではあるものの,小学生にも読みやすい語彙が大半の随筆か。

筆者が『ことば』と『言葉』をどのように使い分けているのか,この文章から読み取る問題。

傾聴力が試されている出題。

こちらも設問は易しめ。

(『モヤモヤの正体』などの読みづらい年ではなかったはず。)

・算数

適度な難度だったのではないか。

難しい年ではなかったが,1.の後半2問でビビったかどうかで全体の点数が大きく変わったのではないかなぁ。

すんなり解けた子は3.(3)まで落ち着いて解けただろうけれど,途中で詰まった子は3.(3)に時間をかけるとまずそうかなという印象。

・理科

内容は易しかったものの,思考力・仕組みを問う問題が多かった。

『なぜ?』を追究せず暗記ものとして捉えている子は取れなかったかもしれない。

アルコールランプの出題はまさに今までの広大附属福山中らしいなという出題で。

小学校現場ではもはや実験用ガスコンロに置き換わり,アルコールランプは教科書のみで見かけるものになってしまっただろう。

が,教科書にはバッチリ細かく載っており,小3~小6の教科書について真摯に取り組んでおれば迷わず解ける問題となっていた。

・社会

一時期の,満点近くが前提の年と比べると難しかったか。

基本問題が多いのはいつも通りで,そこは大きく差がつかないだろう。

見たことのない表現であっても,よくよく考えて持っている知識と照らし合わせれば解けるといった出題が見られ,そこで差がついたのでは。

単なる社会の選択肢問題であっても,知識やその場での紐づけが要求される出題は毎度ながら圧巻である。

(その毎度ももう最後か……。)

控えめに……という割には書き過ぎた感があるが,来年には傾向も替わるからまぁいいか。

昨年書いたことをもう一度書いておこう。

最近個人的に考えていることとしては,『攻略法』ともいうべき事項があまりに出回ってしまい,学力+攻略の熟知が合格条件になってきてしまっているかなと考えている。

果たしてこの状況は健全なのだろうか?と考えたときに,どうもそうとは言えないなぁとも思い。

これは私のこの塾ブログがそれに拍車をかけてしまったことも要因のひとつと考えられ,ちょっと今後は詳細については自粛したほうが良さそうかなとやや責任も感じており,今回の雑感についてはだいぶ端折って書かせていただいた。

今後も受験生を応援してゆくことには変わりないけれど,葛藤を抱える状況だ。

幸いなことに,1年後には『福山中等教育学校』として入試のStyleが大きく変わる。

攻略法を伝授することが中心の受験塾はやりづらいかもしれないが,非認知スキルやスキーマを身につけてゆくことを鑑みれば,現在の状況は不健全であると見ることもできる。

よって,これは良い機会になるのかもしれないなぁと,そう受け止めている。

子どもたちの学力的な成長やその目標は,機関への依存ではなく自立であると考えているため,時代に沿ったかたちになっていくのだろうという期待もこめて。