マスメディアによりコオロギ食が話題になっていましたね。
なぜ現代人には虫嫌いが多いのか
なぜ現代人には虫嫌いが多いのか? ―進化心理学に基づいた新仮説の提案と検証―
↑東大の進化心理学の研究成果
「都市化」が虫嫌いを増やす経路が2つあると仮説を立てました。
1)都市化によって室内で虫を見る機会が増え、室内で見られる虫の方が屋外で見られる昆虫よりも強い嫌悪感が誘発される
2)都市化によって虫に関する知識が低下し、知識が低下することで嫌悪感を誘発する虫の種類が多くなる(中略)
本研究の結果は、①野外もしくは野外を感じさせる条件で虫をみること、②虫の知識を増やし、種類を区別できるようになること、が虫嫌いを緩和できる可能性を示しました。
当該webページを読めば,観察→推論→仮説→検証→考察の手順を踏んで結論を導いていることが分かる。
私としては,2つの仮説は立証されているし②は大いにあり得るかなぁと思うが,結論の①はちょっと飛躍している感がある。
コオロギ食を忌避する声がかなり上がっており,それに関連して話題になったものではあるものの,内容はあまり関連がなかったかな。
そういえばコオロギ食をいまだに食べていないなぁ。
コストが安くなったり環境負荷が減ったり,今後の安定供給が見込めたり……が如実に示されたりしなければ,あまり興味がわかないかもしれない。
既にプリン体についての話題もあったようにデメリットもあるだろうから,様子見かなぁ。
それより昨今話題になった酪農家など,現在安定して安く供給されている食物生産を守ってほしいな。
『酪農家 廃業』で検索すると悲痛な叫びがたくさん垣間見える。
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