「いつ観られるやら…」→当日に観ることができた。
あまり表に出すべきでない内容もあるだろうから,「この程度なら問題なかろう」という「たわいのない雑談」のみ掲載。
(もしマズイ表現があれば,訂正・削除等する場合があります。また,この記事はMENSAの公式見解ではなく,MENSA会員の私の個人的駄文です。)
MENSA仲間とオンライン実況
「オンライン会議アプリで顔を付け合わせながら番組を観よう」的な会があったので,授業終了後に即参加。
塾にTVは無いから,顔を出すだけのつもりだったのだが…。
検索してみるとYouTubeでLive配信されており,それを観ながら楽しむことに。
話をしていると,「『99人の壁』初めて観ますー。」という方がわりと多く,「当分観ていなかったので,大量の線の中からTVのコンセント探すのに手間取った」など,いかにもMENSAnらしいコメントも。
途中から見ていた私も,背景として映っていた方々の中から知り合いを探すだけでもずいぶん楽しめた。
(積極的に交流を始めて2か月ほどの私でも,知り合いを5名見つけられました。)
ふだんオンライン会議アプリで観ている様子そのままなので,見つけやすくてありがたい!笑
ヤジを飛ばしながら観る!
はじめに述べておくと,目的は「TV批判」ではなく,「ヤジをとばしながら観て楽しむこと」である。
TV番組=エンタメであるから,「楽しければOK」「捏造の可能性アリアリ」は念頭に置いているし,そういうものであるというのは分かっている。
以下,私がテキトーに脚色しながらコメントを。(完全に覚えているわけはナイですからね…。)
さて,もちろんまずは番組タイトルからツッコミが入る。
タイトルは「超逆境クイズバトル!!99人の壁 小学生VS生まれながらの天才!メンサ軍団SP」
「MENSAって『天才』って表現マズイんじゃなかったですっけ…?」
→ MENSAの公式ホームページでは…。以下一部抜粋。
メディアの方へ。
「天才団体」等,事実とはいえない紹介方法はお控えください。
…オーイ。ガイドライン思いっきり無視してるぞー。
MENSA的には,あくまでIQという数値が上位2%であるというもので,人として優れているとか,天才とか,そういった表現は控えているハズだ…。
2%って,表現を変えると「50人に1人」だから会員資格だけでいえばそう大したことはないのですよね。
2%にしている理由は,「交流」を目的とした集団であるから,人数が少なすぎても困るといったことだと考えている。
知的な方の割合が高いのは確かだけれど…。
(まぁ,自分でなく「知り合いにいるから大したことない」とか,「ピンポイントで知らないところだけをつついて無知だと罵る」とか,論外な批判もあるけれど…。(もしかしてこれが「IQが20違うと会話が…」の真の意味なのか?))
「『平均IQ148』って言ってるけど,MENSAに入れる最低IQが148ですよね。」
「メディアがよく使うsd24だとそうなりますね。」
表に出ている『IQ130以上』って数値はsd15であるということすら気にかけていないのだろうなぁ…。
「IQは指数だから平均の計算も『相加平均』でなく『相乗平均』すべきだけれど,それをしてるのかってツッコミも。」
単に「平均」って書くときは,ふつう「相加平均」だからなぁ…。
とても気を配っているとは思えない笑
また,そもそもIQを測定していない方も多いので,「MENSAの平均IQ」は計算不可能。
MENSAの入会テストはIQの通知はなく,合否の通知のみで,もしテスト担当者が内部情報として知っていたとしても,正式なIQテストでもないし,「データをMENSA以外の第三者に提供しない」旨を明記しているからオモテに出ないハズだ。
「『生まれながらの』ってつけておきながら,生まれたあとに蓄積していく『知識』で勝負するんですね。」
まぁ,煽り文句になればなんでも良いんでしょう。
「小学生相手ってことは,咬ませ犬役になるってことですよね。」
エンタメは強そうなものに打ち勝つ!ってところに面白さがあるから,しゃーない。
「『日本の城』面白いなぁ。」
「好きな人でなければ『二条城』『五稜郭』以外はキツイか?」
備中松山城はちょうど昨年行ったので,猫の城主は知っていましたが…。
もはや分かる理由は「MENSAだから」でなく,「行ったことあるから」。
「復元かぁ…。安土城?」
「安土城はテーマパークに復元がありませんでしたっけ。」
「そういえば福山城が400年記念プロジェクトやってるなぁ。」
「『鬼滅の刃』クイズって…。実在でなくひとつの創作の中からクイズ出しちゃうんですね。」
「もはやMENSAである必要性…。」
強そうな相手に対し,弱い部分をついて勝負する…というところがエンタメなのだろう。
創作物であっても,その創作物が好きな人だらけで勝負するなら当然なのだけれど,ナンセンスすぎる…。
おそらく「MENSA」という売り文句と「鬼滅の刃」という売り文句を両立させた結果,このような取り合わせになってしまったのだろう…。
「『鬼滅の刃』,最初の2択クイズから正解者少ない笑」
「知らなかった人のうち半分がカンで正解していたとすると,半分以上の人が『鬼滅の刃』の内容知らないってことに笑」
…私も「鬼滅の刃」の内容は全く知らず…。
毛嫌いしているわけではなく,興味はあるけれど,より優先度の高いものを優先してゆくと,読んでいない/観ていないという状態になっているだけである…。
おそらく「流行りもの」の優先度が他者より低いほうだからこうなる。
「『世界の国々』!これMENSA得意な人多いんじゃない?」
「そうですね。○○さんとかまさに世界中渡り歩いてましたしね笑」
「あ,首都!」
「全部わかりますよー。○○,○○,…。」
…社会も教えている講師としては,私でも今回の出題内容はすべていけました。
(国旗はムリでしたが。)
「今回小学生もIQ高そうな子多いよね。」
もはや小学生側もMENSA入会基準満たしている子がいるのでは…。
MENSAにはある特定分野に特化している…という方が集合しているのは確か。
特化していないところについては,特別能力が高いわけではないし,「推測可能なもの」であれば多少有利になる程度だ。
例えば,「鬼滅の刃」のクイズでいえば,「睡眠」「満腹」の選択については,「満腹」だと「食べる物・食べる場面」が必要になるから,汎用性からいえば「睡眠」の可能性が高いのでは?…のように,知らなくてもある程度推測はできる…。
だから,視聴する場合,「できないこと」に注目する方は「MENSAってこんなことすらできないのか」という結論になるだろうし,「できること」に注目する方は「MENSAってこんなこともできるのか」という結論になるだろう…そういった内容だった。
今回も指定分野に特化した方が何人いたか…で難度が変わったことだろう。
私的には,「リモート早押し」については,「光は1秒に30 0000kmしか進まないわけだし,ネット回線は直線で進むわけではない。だから,コンマ何秒の世界を競うならば,リモート早押しは不適では…」とつい競技的に観てしまった。
実際,格闘ゲームの世界では1/60秒のレスポンスで勝負が決まる世界なので,いくら光回線だろうが,地球の裏側の人との対戦はマトモに成立しない。
eスポーツの中でも格闘ゲームの公式大会,特に決勝ともなればオンラインでなくオフラインが多い理由のひとつはこれである。
今回,初めて「99人の壁」を観たけれど,「知人を探す」とか「実際に出演した方を前に視聴する」,こういったこと自体がとても楽しめた。
反面,TVの情報は「視聴率」「煽る」ことを中心としているので,エンタメとしてフィクションなどを楽しむのは十分であるが,「正しい情報」を得るには不十分であることを改めて学ぶこともできた。
「大衆を扇動することができれば,真実かどうかなどどうでも良い」といった姿勢が散見されるから,TV番組を観るのは苦手だ。
「同じ事実でも,どう歪曲するかによって,意見が傾く方向を決めることができる」…このヒトラーの名言にあてはまるものもよく見かける。
これがエンタメにとどまっていれば良いが,ニュース番組でも平気でやっちゃうのがTV番組だから,ニュース番組ですら「エンタメなんだよな…」と思って観ないといけない場合が多々ある。
やはり情報の真偽は受動的なメディアでなく能動的なメディアで得るべきであろう。
真偽を確かめるのは個々に委ねられている。
これから活躍してゆく子どもたちには,ネットリテラシー/メディアリテラシーを身に付けてほしいものだ。