全国的には始まっているけれど…。
広島県東部では
体験模試,入学説明会,塾向け説明会,…など,秋になると新年度の入試情報について,具体的なことが明らかになってくる。
その中でも,「如水館中」においては,選択とはいえすでに英語の導入を決めている。
まさにこの9月22日の体験模試でも英語が課されるのだけれど,「この地域において『英語』を課す場合,どのような出題になるのか」のひとつの例となることだろう。
中学受験に「英語」をプラスすること
4科目受験の上に「英語」をプラスするとなると,学習時間が追い付かない。
中学受験では,ただでさえ,国語・算数・理科・社会について,学校で習わない内容について膨大な時間をかけて学習する。
これにさらに「英語」を加えると何が起こるか…。
(塾経営者としては,オプション講座を作る良い口実になるかもしれないけれど…。)
今年の5・6年生について,英語が教科化されたこともあり,現5年生については2年間フルに英語を学習することになる。
だからその可能性はあるなぁと思っていたものの,中途半端にスタートした現6年生にも課す学校が,この地域にも出てくるとは…。
今後,さらに出てくる可能性も…?
現状,私から小学生を評価すると,「国語力の不足」が年々深刻になっていると感じている。
これは,「文字文化」から「動画文化」へと文化が移行してきているからだろう。
「筆者の独特な書き方」とか「戦後の時代背景を前提とした文章だ」とかそういったこと以前に,「正しく読む」「題意を正しくまとめる」ことすら難しい子が多い。
そんな中で,「英語が追加される」というのは,学力中堅層への影響が大きいことが予想される。
今は「英語が追加されても軌道修正できるように」と動いているが,今後も注視してゆかねば。
関連記事