方向性が全く異なる。
教育方針について思うこと
教育に関する大きな方向性として,「好奇心を刺激すること」と「最低限のことを定着させること」があるもので。
どちらについてもさじ加減が難しいし,ハッキリ言って,個人個人によってベストなさじ加減は異なるもの。
「好奇心を刺激すること」に重きを置けば,難しいことだろうがなんだろうが,「魅せる」「紹介する」といったことがメインになる。
好奇心がわけば,あとは本人が興味を持って能動的に授業を聞き,考察し,学習してゆける。
が,紹介だけされると,「聞いたけど忘れた」「やったけどわからん」ばかりになることも。
(「知ることができた」だけでもプラスなのだけれど。)
「最低限のことを定着させること」に重きを置けば,「反復」「見せる量の削減」といったことがメインになる。
やることが明白なので,あとは物量をこなすだけだ。
が,「勉強=イヤなこと」となりがちなことも。
「簡単すぎてもうやる意味がない」といった状態のものも反復すべきなのかどうか,このあたりのさじ加減が難しい。
(繰り返し学習であれば,もう家でやれば良いのでは…となることも。)
このあたりのさじ加減は,目の前の子どもたち一人一人次第のところがあまりに大きく,私自身もその場その場で子どもたちの性質を見ながら判断している。
だから,授業の流れや細かいカリキュラムについては,適宜切り替えている。
マニュアル塾との違いはこのようなところになるのだろうか。
定着度合いを一律に揃えねばならないとか,そういったことは全く考えておらず,個人個人がどのように伸びるかを重視している。
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