記事タイトルだけでバカにする大人が出そうな記事だなぁ。
「筋を通さない大人たちに15歳が言いたいこと」
元記事は↓。
信頼できるのは「HIKAKIN」。筋を通さない大人たちに15歳が言いたいこと(リンク切れ)
内容は…
障害だらけ。コロナ禍中の受験
修学旅行や学校行事、生徒の想いはちょっと違う
政治家も有名人も「筋が通っていない」と感じる
改めて感じた「HIKAKINへの信頼感」
「信頼できるのは『HIKAKIN』」のタイトルだけを見て判断する方が出そうだけれど,タイトルはこれくらい目を引くものでなければそもそも読んでもらえる確率が変わるのだろう。
内容は「若者たちは大人をよく見ているし,それに対する思いもある」といったもの。
私見だが,今の若い世代は,上の世代と比べると「言っても仕方のないことは諦め,無用な争いは避ける」といった傾向があるように思う。
「声をあげたいけれど,届かない」「声をあげても意味が無い」ことをわきまえているともいえる。
先日,政府は「若者はもっとワクチン接種を!」といった呼びかけを行っていたが,若者側からは「打ちたくても打てない」といった声が上がっていたことが思い出される↓。
渋谷の大行列で浮き彫り ワクチン「打ちたくても打てない」若者たちの本音
この件では,政府は「なんで若者はワクチンを打たないんだ」といった認識であるのに対し,若者側は「政府側が不可能なことを要求しているのに若者たちのせいにしている」といったかたちに。
また,行列ができたことにより,「可能になった場合,行動を起こす若者は多数いる」ということも明らかになった。
すなわち,「自分たちが声を上げても届かないことを認識しているが,可能だとわかった場合はきちんと行動する」,そういった姿勢が垣間見える。
(もちろん,ワクチン接種の是非が主旨ではなく,政府と若者のズレが主旨。また,個人ではなく全体の傾向が主旨。)
声をあげない,反論しない若者は何も考えていないわけではない場合が多々ある。
が,子どもたちと会話していても,「自身の悩んでいることをうまく説明できない」「疑問をうまく整理できない」といった場面によく遭遇する。
若い世代は自身の考えを適切に相手に伝えられるよう,アウトプットする力を養う必要がある。
(もちろん,そういった場を用意する必要もある。)
また,上の世代は,もっと若者の声に耳を傾け,汲み取ってゆくべきだといえる。
いくらそういった場を用意したとしても,伝える側は日ごろからの相手の態度・様子で信頼できるか否かを判断するもの。
いざというときに適切に意思伝達できるよう,伝達する側もされる側も,日ごろの態度が重要だろう。