前回までの旅程:天女の里→御旅市場→細川ガラシャ像→天橋立駅→文殊堂→天橋立→元伊勢籠神社→眞名井神社→傘松公園→伊根湾めぐり遊覧船→浦嶋神社→碇高原牧場→経ヶ岬灯台→袖志の棚田→丹後松島→屏風岩→大成古墳群→立岩→竹野神社→神明山古墳→琴引浜→嶋児神社→最北子午線塔→浜詰 夕日の丘 / 夕日ヶ浦 / 夕日の路→麺倶楽亭→金引の滝→才ノ神の藤→天岩戸神社→新童子橋→日本の鬼の交流博物館→鬼そば屋
32. ちりめん街道
大江山から京丹後への帰り。
「『ちりめん街道』面白そうだなぁ」と思い,わずかながら確認していたもの。
丹後といえば「丹後ちりめん」で有名であるし,せっかくなので寄ってみようということに。
伝統工業,市場が狭くなっているものも多いように感じているのだけれど……。
ありがたいことに観光用の無料駐車場があった。
散歩がてら行ってきます。
古い町並みを……。
歩く。
「丹後ちりめん」らしい模様も見受けられる。
マンホールは「丹後ちりめん」より「鬼」推し。
地域特有の円筒型埴輪(はにわ)のオブジェも多数見られた。嬉しい。
まずは「旧加悦町役場庁舎」。
中は観光協会となっており,シルク作り体験などができるもよう。
「丹後ちりめん」感があってタイヘン良い。
「応接室」が旧字体の「應接室」となっていた。
昔の表記を見かける機会があると,どういった場面まで「旧字体」が使われていたのかを知ることができてタイヘン嬉しい。
「町長室」!!
ゲーム好きとして「私が町長です」をやるしか……。
写真を撮るには被写体として2名が必要でしたので,それらしい雰囲気の写真のみを。
ちりめん商家で栄えたという1軒を訪ねた。
……流行りかな?
「鬼」ゆかりのものと「丹後ちりめん」ゆかりのものが連続した結果か。
1階が日本住宅,2階が洋館とのことで,大正ロマンを感じる造りである。
奥にあるガラスにはゆらぎがあり,「大正ガラスかな?」と思うなど。
実際には江戸時代末期(1863)に建てられ,増改築を繰り返しながら昭和初期(1928)に洋館が建築されたとのこと。
館内の方が嬉々として様々な仕掛けを説明してくださった。
天井に階段が。
「居間」の表記,とてもシュール。
家の居間に「居間 令和4年(2022)」って置いておきたい。
余談だが,「Twitterの『いま』がわかる!」を連想してしまった。
このタイプの電話を初めて見たので撮影。
ついでに「二」として「弐」でなく「貮」が使われている場面も珍しいなぁと考えるなど。
点の位置も微妙に下にある。
道具類。
島津家の家紋に似ている。
奥にパチンコらしきものも。
2階の洋館についても書こうと思っていたのだけれど,写真を一枚も撮っていなかった。
何という体たらく。
記念品として「丹後ちりめん」作りに使われた道具に短歌を貼り付けたものをいただいた。
与謝野晶子の短歌とは,さすが与謝野町……と思っていたら,与謝野晶子の義父の出身地でもあるそう。
せっかくなので「大江山」の入った短歌を選んだ。
ゆかりの地でもあるからか,「大江山」から始まる歌をいくつか残しているよう。
さて,散歩を終え「ちりめん街道」をあとにする。
階段を登る元気も残っていませんしね……。
オマケ
例のガソリンスタンド付きローソンで購入したもの。
このとき(5/1)はまだネット上でウワサになっていた程度だったと記憶しているのだけれど,この後TVでも取り上げられてさらに品薄になるとは……。
見かけると記念に買っちゃうけれど,続けないと意味の無いもの。
続けられるものを買うべきだろう。