お前こそ真の四国無双よ!
前回の旅程:瀬戸大橋→道の駅『くるくるなると』
3. 大塚国際美術館
『大塚国際美術館』。
鳴門市にある,陶板複製画を中心とした美術館である。
一度行ってみようと思ってはいたものの,行く機会を逸していたのでこの機会に。
いつもは入口を撮ったりなんだりしているのだが,すっかり失念していたので中の様子のみを。
入口入ってすぐのシスティーナ・ホールから。
世界中の名画が,陶板複製画として原寸大で展示されている美術館である。
ホンモノより優れている点として,陶板とすることにより,これ以上(ほぼ)劣化しない状態で保存・展示できる点が挙げられる。
見れば分かる通り,陶板であるのでスジがたくさん入ってしまってはいるものの,何らかの事故でホンモノが焼失したり倒壊したりしても,複製された頃の状態が原寸大で確認できるという点で,数年後,数十年後,数百年後にこそその真価が分かるだろう。
たとえば,日本国内での劣化といえば,高松塚古墳の壁画などよく取りざたされる。
絵を複製するだけでなく,環境も複製してしまうの,力の入りようがスゴイなぁ。
管理の負担も大きいことだろう。
『風神雷神図屏風』!(雷神)
『見返り美人図』!
『キトラ古墳』の白虎!
個人的に高松塚古墳・キトラ古墳の壁画,好きなのでやや興奮するなど。
『秋冬山水図』!(雪舟,出題率高いですよねぇ。)
アレクサンダー!(『イッソスの戦い』)
マンガ『ヒストリエ』好きなので,そのイメージが強い。
(ヒストリエは世界史マンガですが,残虐なシーンもあるため小学生向けではないかも……。)
壺の周りの絵柄を,平面にした展示。
これは複製ならではですねぇ。
『テオドールを追って』(分かる人に分かればOK)
キリストの展示が多かった通路。
ソクラテス!(『アテナイの学堂』)
ソクラテスのイメージ,私はこの絵になっていますねぇ。
ヴィーナスのイメージはこちらかなぁ。
奥でオッサンがぎゅうぎゅう詰めになっているなぁ。
『最後の晩餐』!
修復前,修復後が向かい合わせで展示されていた。
色合いの違いがよく分かる展示方法で,とても面白い。
展示のしかたが面白かったので。
『モナ・リザ』!
ホンモノはもっと厳重でしたねぇ。
北大のポプラ並木かな?(全然違います)
フェルメール!(『真珠の耳飾りの少女』)
なりきれるコーナーも。
こういうとき,撮影係が欲しいですねぇ。
ヤーッ!(『牛乳を注ぐ女』)
……このCMのイメージで上書きされてしまいました。
こんなネタもありましたねぇ。
2022年は何かとネタにされた『牛乳を注ぐ女』でした。
『大睡蓮』!
自然光の下で見られるスバラシイ展示。
周りに睡蓮があるのですが,睡蓮の季節に行くべきですかねぇ。
落ち着かない食卓。
……ぼっさん?(全然違います)
……ベッドの上で飛び跳ねる2人の女性のポーズ?(全然違います)
『落穂拾い』!
(ゴッホの)『自画像』!
ゴッホは浮世絵を自身の絵に取り入れており,現在の小学校社会の教科書にも載っているのですよね。
(仕事目線が入る。)
『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』!
スケールが大きい!
『叫び』!
今年,修学旅行で同様に大塚国際美術館へ行った子のお土産,思い出しますねぇ。
『ムンクどらやき』。
タイヘン美味しくいただきました。
『ゲルニカ』!
トリックアート。
最後の最後に入口っぽい撮影場所。
あ,外にブランコ。
(大鳴門橋も見えますね。)
……お疲れさまでした。
芸術の素養のない私でも,知っている展示がたくさんあり,ずいぶん楽しめた。
かなり早く通り過ぎたつもりが,2時間近くも鑑賞していたよう。
展示物は1000点以上にのぼるようで,さらに上記のようにそのひとつひとつに大きなものがたくさんある。
そのため後半は結構鑑賞疲れになってしまった感もある。
おそらく,それぞれがそれぞれ別の地域にたったひとつずつ展示されておれば,もっと長時間鑑賞したことだろう。
が,一か所にあるからこそ管理ができ,多数のものをいっぺんに見ることができる。
良し悪しについて語るものではない。
このたびは長い間「行きたいなぁ」と思っていた場所に行く機会が得られ,陶板技術の素晴らしさを味わうことができて良かった。
(反面,やはり繋ぎのスジがかなり目立って見えるなぁとも。)
通常はセットで渦潮を見るところなのだが,渦潮は3年前に堪能したこともあり,今回はスルー。
(4月ごろが見ごろだそうで。)
↑コチラは2019年4月に訪ねたときの写真。
(つづく。)