【TV】SASUKEを観て思うこと

Posted on 2023年1月5日【TV】SASUKEを観て思うこと はコメントを受け付けていません

大晦日。時事問題をまとめながら観ました。

SASUKE

『今年のSASUKEは面白かった』という声を聞きまして,遅れて視聴。

今は録画していなくても,そしてTVすらなくても,アプリで視聴できるから便利だなぁ。

(しかも,倍速の調整もできる……。)

SASUKE第40回大会(前編)

↑公式(1/10夕まで)

SASUKEを観ると,競技自身がどうこうもあるけれど,人間模様を観察する番組なのかなぁと感じる。

TVだからもちろんヤラセはあるのだろうけれど,仕事がら中学受験や大学受験との共通点について考えてしまう。

たとえば以下の点は似ている。

・数ヶ月単位で身体づくりを行う。

・どれだけ実力があっても本番次第で呆気なく終わることがある。

・天候など本番の運に左右される部分も大きい。

・実力がなくてもチャンスはあるが,本番でうまくいくのは身体づくりも含め実力のある者。

・(予選も含めれば)チャンスは広く与えられている。

逆に以下の点は異なる。

・どれくらい実力がありそうか,観衆にも見た目に分かる。

・チャンスは大会が開かれるたびに与えられる。(大学受験では共通している)

・番組の絵的に映えそうな人に優先枠がある。

・失敗すると,続きには挑戦できない。

『知力(思考力・知識等)の勝負』となると,どうしても脳内の動きは周囲からは分からない。

もちろん答案や計算過程などアウトプットしたものから読み取れる部分もあるのだけれど,『問題をどう読み取っているか』『どのように考えているか』は視覚的には分からない。

これは聴衆もそうだが,本人もどのように考えているかは自覚していない部分が大きい。

たとえば単純な計算問題の暗算であっても,秒で計算できる子ほど解き方を意識していなかったりすることも少なくない。

『どのように計算しているのか?』と問われて初めて『自分がどのように計算しているのだろう?』と考えたりすることもある。

中学受験に携わっていると,子どもたち自身の実力がどの程度かはよくわかる。

準備の部分はいくらでも入念にできても,最後は本番の出題や運に左右される部分が大きい。

だから,このようなことを考えてしまうのかもしれない。