変化はありましたか?
前提として認識しておくべきこと
当たり前のことなのだけれど,このあたりの認識のズレをよく感じるのでざっくりと。
・5類へ移行 ←これはヒトの社会のルールが変化しただけ。
・コロナウイルス ←ルール変更によりこれ自身が急に変化するわけではない。
・感染 ←ヒトの意識と社会活動による部分も大きい。
社会の変化
マスクの扱い等がゆるくなった。
先日赴いた県広のオープンスクールでは学校の先生も積極的にマスクを外していたように見受けられた。
これは,指導者側が外すことにより,マスクを外しても問題ないのだと子どもたちに知らせるシグナルを狙っていたのかもしれない。
私も目くじらを立てる必要はないかなとは思うものの,付けるべきとき,そうでないときを自身で判断して感染対策をする時期になっているなと感じる。
感染については目に見えるものでもないし,原因の特定が難しいものではあるのだけれど,社会全体の動向により感染のしやすさが大きく変化する。
個人的に考えているのは『社会全体として一気に緩くなる時期であるので,私個人としては特に警戒すべきタイミングかもしれないなぁ』ということ。
目に入るニュース
↑中国の様子。
全校生徒2340人の2割が“コロナ陽性”で休校、体育祭でクラスター発生か-福岡
埼玉 春日部高校 新型コロナ114人感染確認 学校閉鎖に
↑学校の体育祭や文化祭で発生したクラスター。
縮小規模で行っていた学校行事やオープンスクールについて,公開として再開されたものも多い。
『楽しむ』『イベントの提供』という意味では喜ばしいことである。
が,今の状態でコロナ禍前のように実際に過ごしてみるとどうなるか……という結果がある程度現れている。
多くの場合は問題ないのだろうけれど,何らかの要因でウイルスが持ち込まれれば,クラスターになってしまうことは十分あり得る世情になってきているなぁというニュースが見受けられる。
(持ち込む人が悪であるといった意図ではない。当人も気付かず持ち込んでいる場合も多いだろう。)
公開行事ともなれば,『何事もなければ良いけれど……』と祈るほかない。
結果が出るまでは目に見えないことでもあるため,何事もなければ『ほら何事もなかったじゃないか』,何事かあれば『やっぱりこうなっちゃったかぁ』という結果論になりそう。
塾としては
コロナ禍に入った当初同様。
目に見えないものでも可能な範囲で知識を得て,どういった行為が感染しやすいのか,どういった行為が感染とは関係がないのか──これらを自身で判断してゆくことがいちばん大切であると考えている。
私自身は屋外から屋内に入れば手洗いうがいを心掛け,人と対話する場ではマスク着用を心掛けることに変わりない。
小学生が感染のイメージを掴むことは難しいかもしれないけれど,生活習慣として簡単に行える感染対策くらいはしてゆきたいものだ。
幸いなことに,日本の文化は『目で表情を判断する』傾向が欧米よりも強い。
マスクでもある程度の表情が読み取れるのは不幸中の幸いである──とポジティブに考える。