夏期講習を終えて早速バタバタしておりまして。
5年生
漢字は夏を越えたこともあり,1ミス以内におさめる子が増えた。
点数自体がどうこうというより,取り組み方,覚え方が身に付いてきたのだと考えている。
国語の読解に対する集中力も上がってきたかな。
算数は『柱体』を進めている。
柱体のくくりの中で,様々な立体の計算を扱っているが,既に能力にだいぶ差がある。
(誤解を招くおそれがあるため補足しておくと,ここでの『能力』とは絶対的なものではなく向上可能なものである。)
新しい取り組み以前に,計算力や計算のきまり,情報の細分化等々,課題は個人個人で。
算数は答えをメモしたところで仕方が無いし,また正答に辿り着かない要因を残らず解決して初めて正答となる。
ひとつひとつ自身の課題と向き合ってゆけるだろうか。
理科は『電磁石』,社会は『貿易』『情報社会』へ。
『情報社会』については,年々扱う量が増えたり,扱う用語が変化したり,入試作成者自身もどう扱うべきか考えあぐねている感のある出題も多々見かける。
たとえば,数年前に『ねつぞう』という語が教科書で扱われていたが,いまは扱われなくなった。
これは『捏造』は一般に『ねつぞう』と読まれるが,細かい話をすれば『ねつぞう』は慣用読みであり正式には『でつぞう』と読む。
が,慣用読みも間違いではないし,一般にそう読まれるのであれば『ねつぞう』のほうが分かりやすい。
教科書としてどう扱うべきか難しい語だから削除されたのだろうかと,私自身は勝手に推察している。
(真の要因をご存じの方いらっしゃいましたらご一報ください。)
入試問題としては,SNSとして『YouTube』『FaceBook』『LINE』『Twitter』の利用者世代別グラフが出題されたことがある。
ネットの海にどっぷりの私のような人間であればだいたい想像がつくが,これを小学生に読み解けというのはあまりに酷であろう。
選択肢の問題であったから,このような出題はまさにギャンブルである。
高校生・大学生向けの出題としてはまぁありかなと思うけれど。
6年生
学校の2学期も始まり,生活ペースを整えることが最優先である。
学友祭に一貫模試,そして過去問演習の開始といろいろなものごとが重なり,また近辺では感染症の話題も出ている。
自分の生活ペースを作れているだろうか。
国語は夏期教材を引き続き扱いつつ,漢字はもうちょっと新しいものが残っているところ。
算数は『おえかき』と題して『和差算』『分配算』『相当算』など,線分図や比を扱うなんたら算を復習も交えて一気に。
特殊算については,特殊算自身を扱えるようになることを通して,数量をイメージできるようになることが大切である。
中学受験に限らず,長期的に役立つものになってくれれば幸い。
理科はあまり時間が取れていないが,3-4年の復習。
社会は歴史の復習をしつつ政治の復習も。
土曜日の過去問演習と4科目解説。
全科目のバランスで述べると,優先順位はまず国語。
この点数が取れない場合,直前では間に合わないのではじめに真摯に向き合うべき。
逆にここが問題ないのであればその他の科目に時間を注ぐことができるともいえる。
次に理科社会の細かい出題それぞれについて,知識が不足していたのか,読解力が不足していたのか,注意力が不足していたのか,取れない要因を究明。
算数はじっくり腰を据えて取り組む必要がある。
これはおもに塾で行う。お楽しみに。