【社会】地図にない島を南極で発見!
『あらゆることが既知』と錯覚しやすい世の中に,こういうニュースは嬉しい。
地図にない島を南極で発見!
地図にない島を南極で発見!汚れた氷山ではなく未記録の陸地だった
↑記事。
この島が系統的に測量・記録されたのはこれが初めてだ。
測量の結果、島の長さは約130m、幅は約50m、水面からの高さは約16mであることが判明した。
長年この島が見過ごされてきた理由も調査で明らかになった。
島の表面は氷に覆われており、衛星画像では周囲を漂う無数の氷山と見分けがつかなかったのだ。
さらに、海図に記されていた位置は実際の位置から約1.85km(1海里)ずれており、データ自体の信頼性にも問題があった。
人工衛星からの写真で,地球表面のことは何もかも明らかになっていると錯覚してもおかしくない現代。
そんな中で新たに島が発見されたのは実に面白い。
歴史の大航海時代の項目においてヨーロッパの人々がインドと誤認してアメリカ大陸を発見したことを学習するのが想起される。
島を発見しても、すぐに正式な地図に載るわけではない。国際的な命名手続きを経る必要がある。
AWI水深測量部門の責任者ボリス・ドルシェル博士は、2014年にも南大西洋とウェッデル海の海図に2つの海底山を登録した実績を持つ。
今回も命名手続きが完了次第、島の正確な位置を公表し、国際海図や南大洋の海底地形をまとめたデータベースへの追加を進める予定だ。
この記録作業が重要なのは、南極海の海底地図は実測データが少なく、データが届かない場所は推定値で補われているからだ。
未記録の島や岩礁はそのまま地図から抹消されてしまうリスクがあり、航行の安全にも直結する問題となっている。
詳細な手続きのことは知らないが,発見者は過去にも新たな地理を登録した実績のある人だから,信頼性は高そう?
余談。
先日,彗星を撮影するときにあまりに人工衛星が写り込んでしまうと話題になっていた頃,人工衛星のシミュレーションが話題になっていた。
シミュレーションとはいえ,こんなに多くの人工衛星が地球の周りを飛び回っているなんてね……。
実生活の肌感覚では知ることのできない,天体観測を趣味・仕事とする人たち独特の感覚なのかなぁ。

