【教育】木村達哉先生(灘中高の元英語教諭)の回答が面白い
キムタツ先生?
木村達哉先生の回答が面白い
教育現場では,保護者間でウワサが醸成され,火のないところに煙が立ってしまう話題をよく見かける。
そんな中,実際に現場を担当していた先生が,ダイレクトに回答していくサマが面白い。
最新の3つほどピックアップ。
【質問への回答】
なにかの調査で、リビングで勉強する子どもの成績が高いというのを見たのですが、灘校生もそういう子は多いですか。
【回答】
先に回答しておくと、答えは「NO」です。
僕もその調査結果を見て、進路調査をとるついでに勉強している場所を書かせたことがあるのです。「リビングのテーブル」はゼロでした。小学校時代はどうだったかという質問でもゼロ。
自分の部屋が圧倒的に多く、それ以外は自習室、図書館がちらほら。自習室を利用するために授業料無料の予備校生になっている生徒もいました。けっこうあるんですよ、灘校生は授業料無料という予備校。少なくともリビングで勉強している子は、僕の学年はゼロでした。資料はハードディスクに残してあるので、こういう質問にはちょくちょく答えていきますね。参考にしていただければ幸甚です。
リビングで勉強する子どもの成績が高い→NO。
【質問への回答】
中高一貫校に通う息子のことです。中学時代は上位層にいたのに、高校に入って低迷するようになり、欠席がちになりました。このままだとかなり心配ですが、こういうケースは灘校にもありましたか。(保護者から)
【回答】
こういうケースだらけです。
①中学時代は全ての定期考査で学年1位だったK君ですが、高校に入って自分だけのPCを買ってもらったのをきっかけにして成績が落ち始め、高2からは学年最下位になりました。
②小学校時代に英検2級を取得して入学したT君ですが、中学ではまだその貯金でなんとかなったものの、高校に入ってから個人的に受けた3級でも落ちました。
③中学時代はトップ30位に入っていたF君でしたが、息切れを起こして高校では下位グループに落ち、結局は大学受験をせず、大阪のバーでバーテンダーとして働く道を選びました。
イソップ童話の「ウサギとカメ」です。先に行ったからといって、無理して短距離競争のように突っ走ってしまうと疲弊します。カメでもいいから着実に歩いていくのが強いのです。息子さん、心配ですが、学校の先生に相談され、英語でも数学でも国語でも、なにか1つでいいから勉強を始めることが肝要かと思います。親は、その1つ以外はいっさい口出ししないぐらいの気持ちが大切です。
成績の低迷→カメでもいいから着実に歩いていく
【質問への回答】
共通テストの問題集を解いていますが、あまり点数が上がりません。灘校ではどういう勉強をされているのでしょうか。(高3生徒より)
【回答】
たくさん読み、たくさん聞くのが基本です。
演習は問題形式を確認するためのもので、演習をやったから点数が上がるというものではありません。多読多聴を通じて読めるように・聞けるようになるのです。単語は英検3~2級レベルなので、拙著で恐縮ですが『ユメタン⓪』『ユメタン①』レベルは完璧にしておきたいところ。
過去問や類題をやったから点数が上がるというものではありません。実際、灘校などの進学校では、その手のものはやらず、いろんなものを読み、いろんなものを聞き、英語力全体を上げることで「どんな問題が出題されても読める聞ける」状態を作ります。野球で言えば、どんなピッチャーがきても打てるように練習するという感じですね。特定のピッチャーの対策をするのはいいのでしょうが、その前に力をつけないといけません
どういう勉強?→たくさん読み,たくさん聞く。



