…を見ていた。
広大附属福山中高の大学合格実績
公式ホームページにて,過去10年間の合格実績が公開されている。
「進路指導」の項から辿っていける。
「『北海道大学 1』の『1』が先生なんよね…。オンリーワンやで。」と冗談交じりに言えたのもずいぶん昔の話になってしまった。
なんだかんだ言って,「高校の実力」は「大学合格実績」で判断するもの。
学校によって公開の仕方がかなり異なったりするもので,眺め方には注意したい。
広大附属福山中高では,「現役の人数が( )内」という表記方法。
逆である学校が多いので,この点には特に注意である。
大学入試指導を退いて久しいので感覚がズレていたら申し訳ないのだけれど…。
2021年は「センター試験最後の年」であったこともあり,「ランクよりも確実性を重視する子が多かったのでは」と考えている。
私立は複数受験可能なので数はほとんど参考にならないので,国公立のみ眺めてゆくが…。
現役で見ると,国公立大学が106/199,国立大学が87/199,難関国立10大学が37/199。
(間違っていたらスミマセン。公式でご確認ください。)
難関国立10大学が50名を超える年も少なくないので,それを考えれば実績の高い年ではないといえる。
が,塾で指導してきた経験から述べると,「学校の実力」というより「学校のその学年の実力」と見るべきなのですよね。
同じ学校でも,学年によって見るからに学力差があったりするもので。
「実績が上がった」「下がった」という表現もよく見るが,そもそも中の生徒は学年が違えば同じ生徒は一人もいないわけで。
そういった意味では,「上がった」「下がった」のように「学校が変化した」という見方はどうかなと考えている。
もちろん,教師が変わったり指導方針が変わったりすることはあるものの,地域的な流れでいえば,広島県東部~岡山県西部の最上位層を集めている学校であることに変わりはない。
その学年の生徒たちの個人個人の実力がどうなのか…のほうが与える影響は大きい。
そして,その個人個人が集合して作られる環境がどうなのか…が重要だ。
そんなわけで,一年の実績で判断せず,数年間の実績で判断すべきだろう。
過去10年間の実績が常に公開されているのはタイヘン参考になるし,誠実であると思う。
この37名の中にも教え子が居るのだなぁと思うと感慨深い。