タイトルが大きすぎやしないか…と心配になる。
「行動経済学」
「見るだけで会話ができる!」←このキャッチコピーで良いのかしら…?
毎度ながら書籍のキャッチコピーや売り文句,ズレているものばかりで全く考慮に入らない…。
(無意識に視界に入れていないのか,購入したあとに見ることが多い…。)
著者は阿部誠さん。
私の中で「行動経済学について学びたい」という関心が高まっておりまして。
おもにマーケティングに関するものなのだけれど,そうではなくて,「合理的に行動しているつもりでも無意識の影響で非合理に動いたりするなど,人の行動には何が影響しているのか?」について理解を深めたいという欲求によるもの。
本書はフルカラーで挿絵も多く,簡便な説明にとどまっているので,初学者にもタイヘン読みやすく,スルっと読み終えてしまった。
内容について。
私の大好きな本,「ファスト&スロー」の内容を,日本向けに,かつ体系的にまとめたもの…という感触であった。
ゆえに,「ファスト&スロー」の内容について復習するのにちょうど良く,サクっと概要を知りたい方にもオススメの本であるといえる。
具体的には「ピークエンドの法則」や「アンカリング効果」等,心理に関する内容が贅沢にもふんだんに書かれており,生活する上で心にとめておくべき内容が盛りだくさんであった。
行動経済学についてはまだまだ学びたいことが多いので,良書があればぜひご紹介いただければ。
読む速度より積んでゆく速度のほうが速いもので…。
積ん読をどんどん崩してゆきたいなぁ…。
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