首都圏は増えているよう。
高校募集停止の中高一貫校
地方にはまだそのような流れは無いけれど……。
校内の人間関係を考慮か 中高一貫校の高校募集停止の原因を探る
↑『高校募集停止』『一貫校』等で検索すると出てくる記事。
高校受験について思うこと
私自身は,今まで中学受験,高校受験,大学受験と関わってきた身として。
表現は悪いが,高校受験の存在,正直邪魔なんですよねぇ。
中学受験で実力勝負のために長期スパンでの実力養成を重要視され。
高校受験で『定期テスト』という瞬間芸と内申稼ぎを重要視され。
大学受験で実力勝負のために長期スパンでの実力養成を重要視され。
大学受験を見据えるならば,『高校受験用の勉強に費やすコスト(時間や労力)』とは一体何なのかと考えてしまう。
定期テストや学校の評定に振り回され,『ノルマをこなすのが大事』という成功体験をしてしまった子たち,あまりに『ノルマこなし』に執着し過ぎ,高校進学後に思考力が身に付かない学び方をしている子も少なくない。
英語等の語学では有効な戦略でも,思考力を必要とする理系科目,特に数学は高校進学後にイマイチ伸び悩む子も。
中学受験の場合,受験に対してかなり大きなコスト(時間や労力)がかかるが,数年,数十年単位で先を見据えて考えれば,血肉となってゆくものがあまりに大きい。
小学校どころか中学でも学習しない内容まで踏み込むが,教養・思考力の差は計り知れないものとなるだろう。
中高一貫校の高校受験
先の記事にあるように,
メリットは『校内の活性化』等。
デメリットは『大学入試を見据えたカリキュラムを組めない』等。
デメリットの『カリキュラム』については,『数学』等は難しくても『国語』や『英語』といった語学であればいくらでも強化可能かなぁ。
広大附属福山中は数年前から中学の英語指導にかなり力が入っていることはよく聞く。
近大附属福山中の『中高一貫クラス』は高校入試で入った子たちと交ざることはなく,初めから中高一貫クラスのカリキュラムで進む。(記事執筆時。今後のことは分からない。)
とはいえ,子どもの人数や,それに対する中学校・高校の数──これらは地域事情に依る。
広島県の教育の動向には思うところもあるが,地域事情に根差し,真に子どもの将来を見据えて組まれることを願う。