京都旅行のお供として持参していたもの。
言語の本質
副題は『ことばはどう生まれ、進化したか』。
著者は今井むつみ女史,秋田喜美氏。
2023年に発刊された新しい書籍である。
友人が紹介していたものを見かけて気になり購入したもの。
タイトルの指すものが大きすぎて大丈夫か?と感じたものの……。
『はじめに』を読むだけで『記号接地問題』について分かりやすく扱われており,もはやこの部分を読むだけで大きな学びがあった。
内容は『オノマトペ』の話題からスタートし,世界の各言語の違いや歴史に触れながら,『言語の進化』『子どもの言語習得』に多くのページが割かれていた。
『言語』の話題にとどまらず,演繹推論,帰納推論,アブダクション推論といった推論についても詳しく学ぶことができ,一冊読むだけで『推論』等の分野についても学ぶことができる良書だった。
2023年に発刊されたということは……?
……多くの小学生にとって読み解くのはまだ難しいか。
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