前回までの旅程:箸墓古墳→だんご庄→高松塚壁画館→高松塚古墳→飛鳥歴史公園館→四神の館→キトラ古墳→石舞台古墳→飛鳥寺(蘇我入鹿首塚)
三輪そうめんを食べたかった
前述のSNSのやりとりにて『三輪そうめんも美味しいですよ!』と聞いていたので,これについても多少調べてお昼ごはんに設定するなど。
そんなわけで『三輪』の表示のあるそうめん屋さんへ。
まぁ,メニューを見る限りコレを注文するしかないよね。
お,きたきた。
さ,いただきまーす♪
観光地は遅めの昼食にする人が多いだろうと11時台に訪ねて正解だったかな。
藤原宮跡
↑もう忘れましたか?
簡単に述べると,藤原京は唐風につくられた初めての都といったところだろうか。
藤原宮はその都の中心となるところ。
まずは橿原市藤原京資料館へ。
こちら駐車場が開放されており,ドライブ民としてはタイヘンありがたい。
『「藤原京」復元模型 縮尺1:1000』。
しゅごい……。
和歌によく出てくる『天香久山(あまのかぐやま)』との位置関係も分かりやすい。
さ,予習も済んだし,いざ藤原宮跡へ。
だだっ広いな……。
遺構にそれらしき柱が建てられている様子。
30年前の平城京跡がこんな感じだったなぁと,追憶するなど。
暑い季節に遮蔽物もなく,眩しさと暑さを感じられる表情のオッサンである。
ありがたい説明看板。
説明看板自体に歴史を感じる……。
大極殿跡はこんもりしていた。
大極殿跡から大極殿院南門跡を望む。
政治の中心地の遺構がよくこんなにもだだっ広く遺っていたなぁ。
(まぁ,その後中心都市とならなかったということか。)
余談1
橿原市,ストリートファイターとコラボしてました。
『日本国はじまりの地に会いに行く』。
……日本国はじまりの地と聞くと,私としては『おのころ島』を連想してしまうところ。
余談2
『「飛鳥・藤原の宮都とその関連遺産群」めざせ世界遺産登録!!』。
世界遺産……もうそのラベリングの希少性も薄くなってきていますねぇ……。
余談3
『三輪そうめんを食べたかった』としていたのだけれど。
のちに調べて知ったのだけれど,『三輪山本』は三輪そうめんではないそうで。
これについては『三輪そうめんの産地偽装問題』に詳しい。
遣唐使により伝わってきたとされ,そうめんの元祖であるともされる『三輪そうめん』。
それが,安価であることを理由に島原産のそうめんを三輪そうめんと謳って販売している会社が相次いだそうで。
『三輪山本』についてもその問題をうけ『三輪そうめん山本』から『三輪山本』とすることにより『三輪そうめんとは名乗っていない』という回避のしかたをしているよう。
タイヘン勉強になるできごとであった。
次回訪ねる折には三輪そうめんを食べたいね……。
三輪そうめんの前知識を仕入れておればこんなことには……。
または,あとに調べず無知のままでいれば後味悪くなかったかもしれませんねぇ……。