入試年度のややこしさ

Posted on 2020年3月4日入試年度のややこしさ はコメントを受け付けていません

そろそろ菜の花の季節!

写真は昨年笠岡ベイファームで撮影したもの。

本日は受験生,保護者向けの記事。

入試年度

我々塾講師は専門でやっているから分かっているものの,普段見慣れない人にとってはややこしい扱いであると思う。

ややこしいのは,考えねばならないことが2段階あるからだろう。

1.「年」と「年度」

2020年は,西暦2020年1月から12月まで。

これに対し,2020年度は西暦2020年4月から2021年3月まで。

ここまでは良い。

日常生活でもふだんから気にすることであるから。

2.「試験の年度」と「入学の年度」

「2020年度入試」。

これだけを見ると,「2020年度に行われる入試」のように読み取れなくもない。

だけど,実際の意味は,「2020年度に入学予定の生徒を選抜する試験」だ。

「2020年度の4月に入学する生徒」は,2019年度内に試験を受ける。

これもややこしいことに,センター試験や公立高校入試をはじめ,2019年度の1~3月に行われる入試が多いが,2019年度の1~3月は2020年である。

「私は(ウチの子は)2019年度の6年生だから,2019年度に受験する…だから2019年度入試…」のように誤った解釈をしてしまうのもムリも無いが,実際には上述のように考えることとなる。

まとめ

「○年度入試」は,入学年度を表している。

2020年度の小6生,中3生,高3生が受ける入試は,2021年度入試

(1~3月の)2021年度入試は,2020年度でもあり,2021年でもある時期に行われる

問題集を購入するときなどは,購入する年度に注意。

現在の前後数年間は,教育課程や試験形式の変更もあり,年度が1つズレるだけで内容に違いがあったりするので特に注意