※ この記事は私が実際に行ってきたものを紹介していますが,私というフィルターを通したものとなるため,叡智学園に関する詳しい情報はご自身で調べられることをオススメします。
今年開校された叡智学園の塾向け説明会があるということで,お邪魔させていただいた。
大崎上島という瀬戸内海に浮かぶ島にあり,「学びの改革」の目指すべきモデルとなることを掲げている。
今年はまだ中学1年生という1学年しか揃っていないが,建物も結構できてきており,気になっていた学校を見に行く絶好の機会だとばかりに,申し込みをさせていただいた次第だ。
道中
竹原港からフェリー,バスを乗り継ぎ,学校へ。
フェリーで25分,バスで40分,間の待ち時間もかなりあったので,アクセスはちょっとしづらい。
フェリーに車を乗せることができるので,時間が気になる方はそのほうが良いだろう。
ちなみにバスはどこまで乗っても100円だ。
叡智学園見学
「授業見学」となっていたが,職員の方が各施設をていねいにご案内してくださった。
「写真撮影については,生徒の顔などが写らないように」という注意があったこともあり,生徒や生徒の書いたものなどを避けて撮影。
カフェトリウム
食堂とステージがある。
ステージは音楽室だとか。
音楽室に関わらず,いろいろな教室が「仕切りなしに」設置されており,開放的な教育空間が好感触!
家庭科室
家庭科室がIH!
時代を感じる…。
理科も行うようで,試験管やビーカーも置いてある。
教室
家庭科の器具など,特殊なものを置いていない,ふつうの教室。
一面にいろいろな紙が貼ってあり,生徒個人のプライバシーが写らないように配慮させていただいた。
右と正面が教室なのだが,「部屋」という感じはなく,とても開放的!
教室の奥には大きな窓が!
この窓,全開にしてそのまま外で授業もできるようになっている!
緑のある場所での勉強は科学的にも効果が高いことがわかっているし,先進的だ。
寮
10人がひとつの建物で生活し,1人部屋,2人部屋が割り振られているそう。
ちょっとしたリゾートホテルのような雰囲気。
海外の方が「ミニリタイアメント」として過ごしそうな感じ。
周囲にはセンサーが設置されており,セキュリティも万全!
近未来感あるなぁ。
風呂・洗濯
浴槽も見せていただいたが,充分な広さがあり,シャワーの数も多い。
説明会
来年度入試に関する説明などを聞くことができたほか,個人的に「今年の生徒はどう過ごしているのか?」が知りたくて質問させていただいた。
手続きを踏めば,島から出て遊びに行ったりもできるようで,中には毎週のように帰っている子もいるそう。
「出ようと思えば出ることもできるよ」というのは安心感にもつながるし,変な締め付けが無いのは好感がもてる。
まとめ
失礼ながら,新しい試みにはどうしても心配事を先に考えてしまう。
だけど,実際に現地に行ってみると,「明るく開放的な雰囲気」がとても素晴らしく,また設備も最新であり,教師も素晴らしい。
中でも,私が「(教室で)写真撮影しても良いですか?」と聞いたときに,「生徒の成果物等があるのでちょっと…」と,何より生徒のことを大切にしていることが何気ないやりとりからも伝わってきたのが印象的だ。
設備も大切だが,教師の良さは外部の者からはなかなか分からないことだ。
そこを少し垣間見れたことが,いちばん良かった。
新設の学校ゆえ,現在の1年生たちは「自分たちの上の学年が居ない学校で6年間過ごす」というちょっと特殊な状況になること,そしてまだ建設中の施設があること,…がどうしても気になるが,それを差し引いても「学びの改革」のモデルとなろうとする姿は素晴らしい。
今後も注目していきたい学校のひとつだ。