読み終えてからやや時間が経ってしまった。
「MINDSET」
副題は「The New Psychology of Success」
邦題は「マインドセット ~『やればできる!』の研究」
前回も同じようなことを書いたけれど,メインは…
「しなやかマインドセット」「硬直マインドセット」
…について書かれた本。
はじめに特に興味をそそられたのは「教育ーマインドセットを培う」の項。
こういった本の内容を読む順については,好きなところからで良いと考えていて,むしろ読みたいところだけでも構わないと考えている。
そのためこの項から読んだ。
結果,さらに関心が高まったので,1からすべて読むに至った。
「ほめ方」に関する研究
ココはもっぱら私の関心ごとになっている部分でもあり,常に心にとめておきたいところ。
できれば,単なるスピリチュアルな内容や,共感して寄り添うだけの内容ではないもの,そして単なる字面でなく,内容を頭や心に入れておきたい。
教育については,あまりに臨機応変さが求められるものであるため,「常に最適な判断をする」などということは難しいもの。
が,できるだけそれぞれの子どもに対してベストを尽くしてゆけるよう,こういった内容に沿った行動を取れるようにしてゆくべきだ。
また,単に1つの情報に依存することなく,さまざまな研究データと導き出される考察を理解しておくことは,私にとってとても大切だと考えている。
こういったことを頭に入れているかどうかというのは,数値による評価が難しいものであるから,簡単に示すことはできないけれど,教育に関心のある方ほど,それは分かっているのではないかなぁ。
「しなやかマインドセット」と「硬直マインドセット」
この概念を知っているだけでもふだんの行動に差が出ることだろうと考えている。
本書の最後には,この2つの違いを簡単に示した図が載っている。
が,内容を読まずにこれを眺めたところで,言葉の意味が軽くなってしまって本意は伝わらないだろう。
ゆえに,この内容についてはここでは言及しない。
「親として何か家でできることはありますか?」という問いを聞くことはちょくちょくある。
小手先のことでなく,こういった教育に関する知識をインプットし,適切な場面で使えるよう準備しておくことなどは推奨したいなぁと考えている。
本書については,保護者向けの教育の教科書のひとつとしても良いくらいオススメの本だと考えている。