台風休講の日に一気読みしたもの。
「科学的とはどういう意味か」
数年前,広大附属福山中の国語の入試問題にも「科学」に関する文章が出題された。
私自身,口頭であれ文面であれ,コミュニケーションをとるときに雰囲気で「科学」と使っていることが多い。
「科学的ってどういう意味で使っているかなぁ」と考えても,「『再現性』がいちばん重要かなぁ」などぼんやり考える程度。
改めて「科学とはなんぞや」について知見を得ておくことは今後大きなプラスになるだろうと考えて読んだもの。
本書は私が読む本にしては珍しく和書。
著者は「森博嗣」先生。
「すべてがFになる」など小説も有名。
この8月に「諦めの価値」を出版されており,それも気になっているところ。
少々ぶっきらぼうな表現が多いものの,一気読みしてしまうくらいには読みやすい文章であった。
以前紹介した↓も本書の一部である。
「好きでなくてもよいから,ふつうに科学に接する。このことの大切さ」が説かれている。
忘れたころにもう一度読み直して自分の中に浸透させておきたい本である。
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