話題になりましたね。
ノーベル物理学賞
2021年度の受賞者に真鍋淑郎さんが居て,「日本人が受賞」のようなかたちで日本で話題になっている。
受賞理由は「地球温暖化を予測する地球気候モデルの開発」。
「地球温暖化」に関する話題は,中学入試としての視点で見ればひと昔前の流行であるけれど,このたびの受賞によりまた時事問題として話題になるかもしれない。
今回私が話題にしたいのは,出生地は日本であるものの,国籍をアメリカへ移しているため,日本人というより日本出身といったほうが適切だろうということか。
真鍋氏は以下のようにこたえたそう。
「調和」について手放しに「ヨシ」とする風潮はいろいろなところで見かけるけれど,これに辟易していた私は大きく頷いてしまうところ。
とにかく「出る杭」に対して「ズルイ」だの難癖をつけ,皆と同じようにすることを要求したり,派閥を作ったり徒党を組んだりして「出る杭」を打とうとしたり,大人げない大人をたくさん見てきたものだ。
他にも以下のように述べられたそう。
日本の人々は、いつもお互いのことを気にしている。調和を重んじる関係性を築くから。
日本の人々は、非常に調和を重んじる関係性を築きます。お互いが良い関係を維持するためにこれが重要です。他人を気にして、他人を邪魔するようなことは一切やりません。
だから、日本人に質問をした時、『はい』または『いいえ』という答えが返ってきますよね。しかし、日本人が『はい』と言うとき、必ずしも『はい』を意味するわけではないのです。実は『いいえ』を意味している場合がある。なぜなら、他の人を傷つけたくないからです。とにかく、他人の気に障るようなことをしたくないのです。
先日紹介した書籍,「はずれ者が進化をつくる」で「個性」や「多様性」について述べられていたけれど,それを思い出してしまった。