不景気になると塾が増える…と聞いたのも今は昔…。
近所のとある塾の閉鎖
昨年初頭,三原市内でいちばん評判が良かったと聞いていたとある中学受験塾が閉鎖したり。
とある英数塾が閉鎖したり。
そんなウワサをちらほら聞いたり,直接お話しを伺いに赴いたりしたもの。
このたび宮浦地区の学習塾が閉鎖したそうで。
私が塾業界に身を投じて間もないころ,センパイ方から「不景気になると塾が増える」と聞いていたのだけれど。
それどころか閉鎖が相次いでいる状況である。
「塾が増える」というおもな要因は,「塾講師には何も資格が要らず,(質や量などを全く加味しなければ)誰にでもできる職業であるから」だろう。
逆に,何も資格が要らないからこそ,人物そのもの,マンパワーがモノをいう業界でもある。
が,教育業界は,責任があまりに重く,時間あたりの利益は少ない。
(そもそも外からは「直接の授業時間以外仕事をしていない」と思われているフシが大きい。)
我が身を振り返る
私も三原市内で塾を始めてみたものの,あまりに中学受験熱が少ないことや,「『中学受験』といったワード自体がどこか憚られる空気があるな」ということをヒシヒシと感じ取っている。
このあたりは福山市や尾道市とは全く異なるなぁと考えている。
現にいま,塾に通ってくれているメンバーについては,尾道市,福山市,庄原市など三原市外の割合も思いのほか高い。
12月に初めて一人で冬期講習を行ったときも,3名中3名が尾道市。
また,そのころに数回のみ利用してくれた子も広島市,福山市といった具合で,三原市内の反応は皆無であった。
それに比べるといまのメンバーは三原市内の割合がずいぶん増えたと見ることもできる。
まぁ,塾の規模は小さいけれど,いちばん大きい「人件費」も自分の身ひとつ分でなんとかなるため,塾を閉めることは全く考えていない。
今後も今の方向性で,対応せねばならない部分は臨機応変に対応しつつやっていきたいなぁと考えている。