予約していたものが届いた。
「漢字ハカセ、研究者になる」
著者は笹原宏之先生。
先日,高IQ団体「METIQ」の講演会にて,私たちメンバーがお話しを聞かせていただいた先生である。
まだ届いたばかりで読んでおらず,パラパラめくった程度だけれど…。
表紙の雰囲気からも察することができるが,小中学生向けに書かれた本ではないかなぁと考えている。
フリガナもふんだんにふってあることからもそう考えられる。
が,昨今いろいろなご家庭の方とお話しするなかで,こういった本どころか「マンガ」でも読めない子が増えてきているそうで。
「子ども向け」の本が,「読解のできる子供向け」の本となりつつあるように感じる。
本が難化しているわけでなく,子どもの読解力という意味で。
動画文化に慣れ親しむこと自体は悪いことではないものの,「識字率」は確実に低下していることと思う。
江戸時代の武士の識字率は100%だったそうだが,この武士たちよりも識字率が低くなってしまう時期がくるのかもしれないなぁ。
「知識が得られるのは本だけじゃない」という論もあるが,それはもちろんそうなのだけれど。
「学ぶ対象の選択肢」という観点からものごとを見るべきだろう。
明確な目標や将来の夢などがなくとも「とりあえず大学へ」といった進路についても,「将来の選択肢」という観点から考えていることが多いことと思う。
毎度ながらどんどん脱線してしまった。
読み終えたら感想など書いてみたいなぁ。