『月蝕』と書くこともありますね。
「むしばむ」という漢字により妖しい雰囲気や中二病らしい雰囲気を演出したいときには是非。
皆既月食
満月が地球の影に入り暗くなる現象である。
2022/11/08の皆既月食。
5年生の授業日であったので,ずっと中継動画を垂れ流しながら,欠けてきたのを確認しながらの授業となった。
そして,5年生の理科の授業の時間に眺めることができた。
子どもたちと一緒に外に出ると……。
お,建物の階段の踊り場からでも見える!
道路に出るのは,何かあったときにコトだから不安ではあるものの,外に出て一緒に眺めた。
完全に欠けた月が赤くなる現象を生で見ることができた。
(部分が欠けているときとあわせて見たかったなぁ。)
天体の動きについては,計算により正確に予測されているものだが,天気だけは何とも言えないもの。
このたびは快晴の状況で見ることができて本当に良かった。
私はスマホでキレイに撮ることはできなかったが,↓のように準備すればスマホでも十分キレイに撮ることができるそう。
ゴリラポッドなら塾にあったので,持って出れば良かったなぁ。
インターネットが身近な時代になり,ドアップの中継動画やアーカイブも手軽に見ることができる。
今回月食を眺めていると,食の最大のときには右上のほうが明るく,左下のほうが暗くなっている状況が続いたままであることが印象に残った。
日食とは異なり,月食は単に地球の影に入るだけなのだということを改めて感じることができた。
月の大きさは地球の影の大きさに比べると小さく,『食の最大』となっても地球の影のド真ん中に入るわけではなく,”今回の月食の中では”いちばん影の真ん中に近くなった状態であるというだけのことなのだ。
今回の月食では,地球の影のうち,右上のほうを通ったのだということだ。
(この文面を見て,空間のイメージができるかできないか,人によって分かれるのだろうなぁ。)
皆既月食・天王星食(2022年11月) | 国立天文台(NAOJ)
↑2つ目の図がソレである。
知識として知ってはいるし,指導もしてきている。
こんなことは資料や図解を見れば分かる。
けれど,やはり実際に見ると新たな気付きが得られるのだなぁと,そんな体験となった。
天王星食
惑星食と皆既月食が同時に起こる,これが442年ぶりだったとか。
SNS等では「皆既月食が442年ぶり」だとか,「天王星食が442年ぶり」だとか,情報をうまく読み取れていない文言が飛び交っていた。
正確には,この段の冒頭の通りである。