広大附属福山,附属福山中等教育学校へ

Posted on 2023年4月4日広大附属福山,附属福山中等教育学校へ はコメントを受け付けていません

江戸に行っている間にニュースになっていたことを遅れて知るなど。

広大附属福山,附属福山中等教育学校へ

広島大、2027年度に付属福山中等教育学校を新設 付属福山中と付属福山高を統合へ

↑ニュース記事。

重要な抜粋情報は以下。

小学6年対象の入学者選抜に合格した新入生を27年4月から毎年128人受け入れ、6年かけて6学年がそろう。福山中の募集は26年度、福山高の募集は29年度の入学者をそれぞれ最後に停止する。

2027年度中1の学年,すなわち現小学3年生の学年から再編のようなので,それより上の学年には影響はない。

「2027年度からだから,今の6年生から高校入試が無いんよ!」という声も聞いたが,新聞の情報によればそれは誤りのよう。

もちろん一次情報は広島大学が持っているものであり,記者・編集者にミスがあった場合はこの限りではないが……。

ともあれ,ついに高校募集停止の中高一貫教育の波がこの地方にもきたんだなぁと,そう感じるニュースであった。

入試科目や入試形式に関しても変更があるかもしれない。

たとえば,男女別をリセットするのか,科目について英語や理科社会の扱い,またはそもそも科目入試にするのか否か等。

今後の動向に注目である。

↑1月にこういった記事を書いたばかりだったのも記憶に新しい。

他所への波及。

高校入試に大きな影響があるだろう。

数値について細かいことは置いておいて,単純に考えれば──

県東部の最上位層およそ80名分のワクが無くなったことにより,その層が他校へ進学することになる。

ゆえに,誠之館高,尾道北高などの入試はそのあおりをもろに受けることになり,またそれ以外の高校についてもおよそ80名分が下へスライドしていくことになる。

近年上位校でも定員割れが起きていたりしていたこともあり,むしろ最近が異常だったのであり,正常化されることになると見ることもできる。

高校入試については,中学の定期テスト対策や在学している中学の先生の傾向が重要であるため,各中学近辺にある塾が活躍することになりそう。

また,これに付随して以下のニュースも。

付属幼稚園(東広島市)と付属三原幼稚園(三原市)を24年度に統合する方針も表明。統合後も両園舎で教育を続け、園児数も各80人のまま据え置く。

現場の状況はさておき,形式的にはすぐに統合するよう。

2023年度の附属三原中入試から不穏な紙が入っていたのも,ここに繋がるのかなぁと考えてみたり。

附属福山高の受験が廃止となると,附属三原学校園の立ち位置,ホントに難しい。

現行のシステムだと,中学3年まで残ると附属福山へは入学できないし,かといって中学入試をすれば,附属三原へは戻ることができないシステム。

広島大学側が決定してゆくものであろうから,附属福山の動向と連動して何らかの変化があるかもしれないなぁ。

ともあれ,いつ中学の募集が停止されてもおかしくないとも考えておくべきだろう。

まとめると,

現小学3年生から下の学年に関しては,高校入試も見据えた上で中学入試の受験勉強をしてみるか否か常に検討しても良いかもしれない。

高校入試については県東部最上位の子の行先がなくなったため,学力上位層から順当に下に押し出されてゆくかたちになる。(誠之館,尾道北等,または全体的に入学難度が上がるかも?)

現在広大附属三原学校園に通っている人は,いろいろなコミュニティから情報を集めておいたほうが良さそう。

先日書いたばかりの↓の情報が有効なのも向こう3-4年ほどかぁ。