京都大学の文化祭

Posted on 2019年11月20日京都大学の文化祭 はコメントを受け付けていません

京都大学の文化祭は「11月祭」といわれ,今年は11月21日(木)~24日(日)に行われる。

私の出身である北海道大学では,6月に文化祭が行われていたこともあり,いまだに「文化祭は11月」という常識に違和感がある…早く払拭したいものだ。

(6月に行われていたのは雪を避けるためだろうか…?)

京都大学

私が高校生のころはあまり興味がなかったのだが,大人になってから興味を持つ機会の多い大学だ。

「中高生のころにもっと興味を持っておきたかったなぁ…」と思うこともしばしば。

京都大学は,東京大学に次いで「高ランク」といわれる大学だ。

(厳密には学部・学科,試験方法や倍率にもよるし,ランクという言い方はあまり好ましくないことは承知ではあるのだが…。)

京都大学のいちばんの特徴は,「変人が多い」の一言に尽きるだろう。

「変人」というとネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれないが,「変人」の方々にとっては,「むしろ褒め言葉である」と感じられる方が多い。

「自由」であるがゆえに「変わった人」すなわち「オリジナリティ・独創性を持った人」が多いし,だからこそ新しいものを生み出したりする,新しいことに挑戦することに好意的になれ,そしてそれに誇りを持っている方々が多い。

(余談だが,京都に本社を置く任天堂のとある部屋には「独創」と書かれた額が飾られている。)

ただただ「目立ちたいだけ」といった活動も目立つが,それでも「独創性を大切にする」という文化が根付いている場面は多く見かけるものだ。

京都大学の卒業式がコスプレパーティーになっていたり,入試の日には謎の折田先生像が現れるのは,もはや風物詩といえよう。

吉田寮

吉田寮は,日本最古の現役学生寮として有名だ。

自治会により運営されているのも特徴で,近代的な京都の街並みの中,吉田寮だけは昭和の雰囲気を保っている。

大学側は煙たがっているようで,2018年には学生へ退去を命じ,2019年4月には裁判を起こしたのも記憶に新しい。

2019年12月26日には口頭弁論が行われるようだが,人気が出て抽選になること間違いないだろう。

私自身は完全な外野として,「取り壊される前に見学したいなぁ…」と思い,まさに今年の4月に訪れたが,時間の都合もあり,玄関に立ち寄るにとどめることとなった。

(学生の住居であるから,撮影・公開するには許可が必要。)

退去を求める大学側の言い分,退去に応じない学生側の言い分,どちらも興味深いものだ。

年3万円(月ではなく年!)で水道光熱費込みということであるが,裁判でどうなるか分からない状態になってしまっているため,それこそ「変わった人」しか住まない状況になっているのだろうなぁ。

現在は吉田寮の左右に新棟も建てられているが,こちらは退去を求められていたが,今年になって居住を認められる方向になったようだ。

興味のある方は,調べてみると面白いと思う。

今年は今まで行く機会の無かった京都大学の文化祭を訪れようかなぁと思っている。

文化祭に行くだけでも,今後の自分にとって,そして仕事をする上でもずいぶん勉強になることがあるはずだ。

中でも「ガイドツアー」は是非利用させていただきたいものだが,果たして利用できるかなぁ…。

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