はじめに断っておくと,私は医療従事者でも専門家でもない。
だから,いろいろな情報を取捨選択しながら自分の知識や習慣としている。
それを紹介するだけの記事だ。
予防接種
「インフルエンザウイルスは常に変異している」とはよく聞くから,いくら予防接種しようが,完全に防ぐことはできない。
インフルエンザのワクチン自体,その年に流行るだろう型を予測して作られるものであるから,どうしてもカンペキにはならないのだ。
だけど,「感染確率を減らす」「自分が感染して周囲の人にばらまく確率を減らす」といった効果は無視できない。
困ったことに,「確率」というのは,大きな母数が無ければ実感するのが難しく,自分一人にとっては「かかった」「かからなかった」の2つしかないし,統計的なデータを取るのは不可能だ。
「自分の周りではみんなかかったよ!」と言ったところで,そりゃ感染源になる人が1人いれば,そのコミュニティの人のかかりやすさは上がるよ…と返したくなる。
例え家族全員を合わせた結果を確認したところで,なかなか確率を実感するのは難しい。
(1万人くらいの大家族で,ほぼ全員別の場所に住んでいるのだというなら話は別だが…。)
だけど,繰り返しになるが「自分の感染確率を減らす」「周囲の人にばらまく確率を減らす」という効果があるならば,ワクチンを接種しておくべきだろう。
手で顔を触る頻度を減らす
「手を洗いなさい」「うがいをしなさい」などは当たり前のことではあるが,そもそも「自分の手は意外と汚い」「何かを触ったあとは特に汚い」と意識しておくことが大切だ。
潔癖症のように行き過ぎるのは問題だが,「自分の手は汚い」と思っておけば,自然と顔を触る頻度は減るし,手を洗う頻度は増える。
また,「スマホ・タブレットは便座より汚い」と言われることも多く,実際に検証した人の結果などを読むと,多くの場合これが正しい。
どうしてもスマホが手放せないのは仕方がないが,「スマホを触った手で顔を触るのは控える」「スマホを他人に触らせない」「スマホを除菌する」といった意識も必要だろう。
インフルエンザに限らず,あらゆる病気の感染に対して有効な予防手段だ。
15~20分おきに飲み物を飲む
これに対しては,はっきりしたエビデンスは見つけられず,意見が分かれているようだ。
インフルエンザには効果が無いが,風邪には効果があるとの意見もある。
ただ,「具体的な研究結果が無い」ということであるから,これから研究してくれる方がいるのかもしれない。
効果があるのか無いのか,しっかり実験と考察をされた論文を見つけたいところだ。
人混みを避ける
いちばん感染しやすいのは病院だ。
調子が悪いから病院へ行き,病院で新たな病気をもらってくる…よくあることだ。
病気の人が集まっている空間であるから,それは感染しやすいだろう。
そして,学校や塾といった子どもがたくさん集まるところなど…。
いずれにしろ,マスク着用とこまめな手洗い,ドアノブなどの除菌が大切だ。
特に手で不特定多数の人が触るものに触れた場合は手洗いを心掛けておきたい。
イヤホンを共有しない
「体液の付いたものを共用する行為は避けよう」
よく言われることだ。
だけど,歯ブラシ,耳かき,髭剃り,…大半のものは共用しないだろう…。
そう思う物も多い。
しかし,「イヤホンの共用」。
これは学生たちがやっているのをよく見かける。
インフルエンザに関わらず,感染経路として大いに考えられる行為であるから,意識したいところだ。
近ごろは衛生観念が高まってきており,衛生用品も充実している。
ドラッグストアに行っても,電器屋に行っても,この時期には除菌用品がプッシュされているのをよく見る。
これは社会全体として非常に良い傾向だと思う。
あとは,個人として注意できることをしっかり注意していきたい。