教育現場にかかわらず,さまざまな職場やコミュニティで起こりうるかな。
(どうして2か月前に読んだ話題をいま書くんですか?)
教育現場と社会の差異
ツーブロック禁止の理由は“就活で不利”…校則改革に挑んだ高校生たち 企業に聞いたら「印象悪く感じない」
↑ニュース記事。
>2023年、岐阜県岐阜市の岐山高校は、髪の毛の色や化粧についての校則を試験的に廃止し、話題になりました。その後、生徒にアンケートをして「撤廃してもいいと思う校則1位」だったのが「頭髪」だったといいます。
>男子生徒は耳が出る髪形に、女子生徒は肩より長い場合は結ぶという決まりでした。そして、男子のツーブロックや刈り上げ、女子のポニーテールやお団子ヘアなどの髪形も「就職の際に企業からの印象が悪くなるから」という理由で禁止されていたということです。 こうした髪形は本当に「印象が悪くなる」のか、生徒たちは実際に企業に「印象が悪く感じる可能性がある髪形」を聞きました。 結果は、刈り上げ部分と上の部分のコントラストが強いデザイン、前髪が目にかかるマッシュルームヘア、ツインテールは「印象を悪く感じる」数値が高い結果でしたが、ツーブロック、三つ編み、ハーフアップは9割以上の企業が「印象を悪く感じない」と回答しました。
生徒自身が髪形を具体的に挙げ,企業に聞いて結果を伝えるというプロセスが良いなぁと思った記事。
こういったものごと,教育現場の側が現代社会に馴染まないものもあれば,逆に社会の側が現代教育に馴染まない場合もある。
重要なのは双方がものごとに開いた状態であること,傾聴の姿勢をもっていることだろう。
単に顔色を見て行動するといったことではなく,『なぜ』を考察した上でものごとを決めるようにしておれば柔軟な姿勢が肝要だ。
『自分(とその周囲)ではこれが常識だ。お前が合わせろ』といった姿勢を見かける場も少なくないし,実際にその主張が最適解であることももちろんある。
が,自分(とその周囲)だけが取り残されてしまったり,先細りの閉じたコミュニティになることも考えられる。