明るいカラーの髪,花柄シャツ,デニムパンツというラフな格好で初授業(?)を行うこととなった。
(このシャツは,アフリカへ行ったときに現地の方から「コニチワ!ヤクザ!」と声をかけられたときに着ていたものだ…。)
「補習」という言葉にネガティブなイメージを抱く方もいらっしゃるが,「補う(おぎなう)」という漢字の意味通り,こちらから与えるものが不足しているな…というときなどに行うのが「補習」だ。
講習前の補習 ~計算のしかた
6年生の冬期講習では,実践問題とその解説・演習を行う。
が,こと算数においては,問題一問一問の前に「計算のしかた」「計算のくふう」を先に学んでおかなくては,「計算スピードを上げる」「計算の正確さを高める」といったところがネックになり,「問題を解く速さ」に大きく差が出る。
「計算スピード」が遅いと一問にかける時間が増え,練習できる問題量が減る。(試験においては,思考する時間や見直しする時間が減る。)
「計算の正確さ」が鈍いと「何を間違えたのか」といった焦点がぼやけ,「間違えた問題を復習!」と言っても,「計算ミス」が中心となってしまっては本質的な部分が何なのかわからなくなることも。(試験においては,解けるはずだった問題での失点が増える。)
だから,同じパフォーマンスが得られるならばなるべくラクな計算を,そしてなるべく手間のかからない計算を学ぶ,…基本的なことだが算数のすべての分野に関わる大切なことだ。
算数のすべての単元を終えた今こそ,算数という科目を俯瞰して見ることができるから,できればやっておきたい。
講習前の補習 ~マンツーマン
日曜日だったけれど,ともや塾の生徒第1号に来てもらい,個別指導のように補習を行った。(補習については正式開校後も無料で行う予定です。)
現在の状況や成績など,事前に詳しく聞くことができていたので,何が必要であるのかをなんとな~く把握できていた。
おかげで事前にプリントを5枚ほど用意することができ,その場で説明と演習を行うことができた。
…とはいえ,作っているときに考えていることと,実際に子どもを目の前にしたときに考えていることにはズレがあるので,プリント通りの授業とはいかないもので。
自分の作ったプリントだからこそ,言葉の意図がわかり,「これはナシにしとくか…」「これは補足がいるな…」「これは追加まで言っても大丈夫かな…」「作ったときには気づかなかったけど,これは言い換えたほうが良いな…」といった判断をその場で下すのは容易だ。
(私のプリントを「くれ!」と他の講師に言われることもあるけれど,そもそもひとつひとつの意図まではプリントからは伝わらないことが多いから,上手く使えているかは謎だ…。今回も「ここは無かったことにしよう…」などという部分もあった。)
1人の子どものために作ったプリントでも,いくらでもアレンジして使いようがあるし,プリントを作ること自体がプリント作りの練習になるから,こちらも勉強になる。
こういった個別対応は,高校3年生の進路指導,すなわち志望校がバラバラの受験指導をしてきたときの経験がずっと生きているように思う。
久しぶりに1対1で補習をしたけれど,やはり教育現場は楽しいなと感じるひとときだった。
6年生は冬期講習までいよいよあと1週間。
お伝えできる範囲内で教室の様子などもお伝えしていこうと思う。
(個人情報には配慮していくつもりですが,もし不都合があれば早めに教えてくださいネ。)