という投稿が話題に。
秋芳洞
読みは『あきよしどう』。
(『しゅうほうどう』という表現も聞くことがある。)
山口県にある鍾乳洞である。
近隣の小学校では修学旅行で訪ねる場合もあるよう。
最近SNSで以下の話題を見かけるなど。
秋芳洞では洞内照明をLEDに変えたってことだけで、その波長に適した藻類が繁殖して鍾乳石が緑変してるもんな… 黄金柱なんて緑柱ですよ今。
洞窟の話題が取り沙汰されたのは,↓のニュースがあったからであろう。
観光客が洞窟に落としたスナック菓子で「世界が一変」、米国立公園が注意喚起
↑ニュース記事。
(CNN) 米ニューメキシコ州のカールズバッド洞窟群国立公園で、持ち込みが禁止されているスナック菓子を観光客が持ち込んで洞窟内で落としたために、洞窟の生態系に「多大な影響」が生じたと公園当局が伝えている。
レンジャーたちは20分かけて念入りにカビや異物を洞窟内の表面から取り除いた。スナック菓子から発生した微生物やカビの中には、もともと洞窟内の生態系には存在しなかったものも多かったと指摘している。
ヒトにとってはたかがお菓子だろうけれど,洞窟内の生き物にとっては数十年分の食糧となったりすることもあり,生態系にも影響が出てくる。
(小学生には食物連鎖といった語のほうが馴染みがあるだろうか。中学入試国語では『生態系』という語彙も身近になっていることが求められるけれど……。)
このたびの秋芳洞の話題では,洞窟内に存在しない『光』をヒトの観光のために用意し,またその『光』をLEDに替えただけで周辺生物の世界に大きな影響を及ぼしたということだろう。
秋芳洞。
そのうち行きたいなと思っていたのだけれど,もし訪ねたとしても黄金柱は緑柱として見ることになるのだなぁ。
『行きたいところには行きたいうちに行っておけ』よなと感じるできごとである。
(まぁ,『これが緑になってしまった黄金柱か……』と在りし日の姿を偲ぶ楽しみ方が新たにできるようになったともいえるが……。)