広大附属福山中 公式入試結果2025
今年も例年通りの時期に出た。
以下,公式情報ではなく,ともや塾の2次的な情報であるので,誤りのある可能性があります。
数値などについてはこの記事を参照せず,公式情報を確認していただきますよう,よろしくお願いいたします。
公式入試結果
学校ホームページの「入試情報」→「入試に関する情報公開」の項から。
男女別定員の入試であるので,男女別でお話を進める。
このブログでは,倍率=受検者(志願者ー欠席者)/合格者(合格者+繰り上げ候補からの合格者)とする。
↓の青色が男子,赤色が女子の倍率の推移。

口頭のみだとか狭い界隈で情報収集される方は直近の年度の話題だけが印象に残りやすいため要注意であるが,過去10年間の推移はこのようなかたち。
男女ともに昨年度より上昇。
男子は2023年度が底だったようで,少子化にかかわらず上昇気味に。
女子は2023年度に男子とほぼ同じくらいになったのだけれど,2024年度に開いた幅がほぼそのまま。
男女差がだいぶ縮まってきたなぁという時期を通り過ぎ,やはり男女差があるか。
定員が男女別であることで結果均等になっているから,機会は平等ではなく女子有利。
合格ラインも例年通り女子のほうが低いだろうことが予想される。
科目別の点数など
↓各科目の合格者平均点を百点換算したもの。

3年前まで算数が他科目と比して合格者平均点の低い年が続いていたものの,昨年からその傾向が薄れまして。
さて今年も入試直後の私の雑感と答え合わせ。
ブログのStyleを替えてから最終更新日も公開されるようになりまして。
あとで書きたいことが出て来たり,誤字修正したりで更新していることもちょくちょくあるのだけれど,この記事は修正していなかったようで。
書いた当初からイジっていないことが第三者からも明らかになるの,不正を行わない方針の私としてはありがたいなぁ。(塾界隈希少種では?)
当日,会場からの帰りがけに保護者に『今年はライン高いと思います』と言ってしまったくらいには,算数が易しかった印象がある。
解いてみれば理科社会も特別難しい年ではなかったため,合格ラインはそのときの予想よりさらに高いであろうことが推測される。
具体的に推測するならば,合格者平均点は国語34-36,算数31-33,理科27-29,社会23-25あたりの点数になりそうだろうか。(注:単なる一個人の予想です。)
これより高い可能性も充分あるなと考えている。
実際の公式情報→国語35.7,算数33.6,理科28.1,社会24.6。
小数点以下まであるため2点幅をもたせて予想したが,概ね予想通り。
算数は昨年と全く同じく0.6点はみ出してしまったが,まぁ1ケタ人数の個人塾での分析にしては精度が高いのは単なる主観的な自画自賛ではなく客観的にもそう思われることだろう。
『予想よりも実際の平均点が高いと,難しいことに対応できない講師と誤認する人が出てくるしな』という無意識的な配慮をしてしまっていた時期もあるが,そのような人は当塾のブログの読者層ではなさそうか。
細かい話は今年はあまり言及しなかったようだが……。
算数について,
昨年易しくなったものが,今年度はさらに易しくなったかなという印象。
その通りの結果。
理科について,
教科書の基本内容ばかりで,満点が続出しただろうことが予想される。
上位層ではほとんど差がつかなかったのでは。
満点が続出したかは不明であるが,合格者平均点28.1/30であることから,ほぼ上限値の合格者の多さが予想される。
国語・社会は点数に言及していなかったため割愛。
ともあれ,合格者平均点の4科目合計は122.0点となり,2010年の119.8点を上回る高さ。
2023年,2024年,2025年の直近3年間で,
107.2点,114.5点,122.0点,
……と推移しており,『○○点取れば良い』といった感覚が難しいなと感じる。
2023年は明らかに難しく,2024年はふだんの難度に戻り,2025年は明らかに易しい……といった3年間であった。
2026年度は科目入試最終年となるが果たして……。
個人で営んでいるため自分の宣伝は自分でするしかないので述べておこう。
やはり分析については以前の職場でも随一といわれただけあるなぁ。
まぁ,教育者としてどうかはまた別軸であろうが,分析について長けていることは教育にプラスにはなってもマイナスにはならないことであろう。