先週の授業 ~7/28-8/2
夏期講習第2週。
5年生
国語は漢字,読解を粛々と。
活字への慣れに難がある学年だなと考えているが,夏ははじめから『とにかく読解に力を入れよう』と提案していたこともあり,この2週は集中してやってくれているかな。
3週になり気が抜けてくる子も出てくるだろうから,子どもたちの様子を見て,かける声を調整してゆかねばね。
算数は『速さ』『多角形の面積』『円の計算』『差集め算』『過不足算』『つるかめ算』の導入をそれぞれ終え,問題演習へ。
複雑な内容より先に,基本の思い出しや,ほんの1行の日本語の読み取りから差がついている状況。
個人個人の現状から,それぞれが伸びていってくれると良いな。
理科は4年生内容の復習,社会は工業の導入へ。
6年生
国語は漢字,読解を淡々と。
夏は例年通り,やや精神年齢高めの文章の揃ったテキストを選定しているが,集中して取り組んでいるのがよく分かる。
算数は『てんびん図』『仕事算』『速さと比』『時計算』など,単発の単元をぐるぐると。
単元自体は難しくないが,基礎がないとついていけないだろう単元ばかり。
『基礎』はわざとぼかしたのだけれど,あまりに広範に及び過ぎるから。
たとえば,『仕事算』は受験勉強をしてきた6年生にとっては易しい内容だが,仕事の総量を1とする考え方は割合の概念に馴染んでいる必要があるし,おもに分数や比で扱うため分数計算でのつまづきや比の考え方のつまづきがあると『仕事算がわからない』と思い込んでしまう。
このように,算数は『わからない原因』が今やっている単元でなく,これまでの積み重ねのうち何かがこぼれてしまっていることが多い。
それは,同じ作業の繰り返しで身につけるものもあるが,概念を理解していることや,論理的な手続きを勘違いしていないかなど,多岐にわたる。
これを延べ始めるとキリがないので『基礎』と言ってしまうしかなく,このような一方的なテキストで伝えることは難しそう。
理科は小学単元の総復習+中学受験用内容の確認へ。
地学系の単元から毎日1つずつ。
社会は小学単元を全て終え,ひとまず今期の学習単元の問題演習から。