戦士の休息

Posted on 2020年1月30日戦士の休息 はコメントを受け付けていません

入試前最後の休日。

休みはしっかり休もう。

午前中に予定があったのだが,予想外に早く終わったので,リフレッシュを。

(こういったことを書くと「そんなことしてるヒマがあったんだし,○○くらいはしてくれますよね?」という声が殺到するため,ふつうの講師は表に出さないことだろう…。)

リフレッシュ

「休息=安静にしておく」のように考える方も多い。

本人だけの問題であればそれでも良いかもしれない。

だけど,たとえば「休んでスポーツをした」といったことがあったときに,外野から「テニスする元気あるなら,仕事できただろ!」などのヤジがとんだりすることがある。

こういったことを見かけると,釈然としない。

私にとって「休息とは,自分の活力を取り戻すためのもの」であり,その中には「睡眠」もあるけれど,「自分のやりたい活動をする」といったものも含まれると考えている。

だから,子どもたちが活発に遊んでいる様子を見ても,「休息をしている」と判断することもある。

(まぁ,学校の「休憩時間」も「遊び時間」であることが多いですしね…。)

ふくやま草戸千軒ミュージアム

広島県立歴史博物館。

「そろそろ美術館に行きたいなぁ」と思っていたところ,福山駅付近に用事があったので,美術館へ寄ろうと福山城のとなりへ。

すると,博物館の特別展「黄泉への祈り」が目に入ったのだ。

「黄泉」…「黄泉比良坂」をはじめ,「死」に関係することって好きなんだよなぁ。

特別展では,福山市内の古墳などの資料や発掘品の展示や,横穴式石室のレプリカの展示などがあり,見て回るだけで刺激になった。

(最近塾の雑談でも話題になった「藤ノ木古墳」の資料もありましたよ!)

畿内以西でいちばん最後に造られた前方後円墳ともいわれる二子塚古墳は,福塩線の「近田駅」から続く,「福山古墳ロード」にも含まれている。

福山には円墳が多く知られているが,二子塚古墳以外の古墳には訪れたことが無いなぁ。

ついでに常設展も久しぶりに眺めたが,「旧石器時代」から時代別に展示品が並んでいるのを見ると,「歴史の勉強をひととおり終えたあとにまた来ると,良い勉強になるだろうなぁ…」と感じたり。

ふくやま美術館

特別展のひとつが「日本の名刀」だったので,これには私もニッコリ。

以前「歌川広重展」をやっていたときにもじっくり見させていただいたが,今回は刀をじっくりと。

刀といえば, 大三島にある大山祇神社。

宝物庫には,源義経や源頼朝が身に付けた武具が展示されており,興奮すること請け合いだ。

特に詳しいわけではないのだが,「実物を見る」というだけで刺激がもらえるものだ。

絵画も同様で,特に何を覚えるというわけでもないのだが,「自分の中に浸透させる」ということが「教養」となっていくはずだ。

浦崎町道越の厳島神社

宮島の立派な鳥居は何度か見てきたのだが…。

「そういえば,浦崎に海に浮かぶ鳥居があったよなぁ…」と思い出し,行きたいけれど行っていなかったところのひとつでもあったので,行ってきた。

浦崎町は行政区分は尾道市であるのだが,陸続きの部分はすべて福山市に囲まれているという飛び地のようなところだ。

私は地域社会を学習するはずの小学3,4年生の時期を京都府宇治市で過ごしたこともあり,平等院や三室戸寺,万福寺,黄檗公園,京阪電車にはなじみがあるし,学生生活を過ごした札幌にはなじみがあるのだが,福山市周辺地域のことにはまだまだ疎い…。

せっかくなので,朝鮮通信使ゆかりでもあり,足利義昭ゆかりでもある鞆の浦を通り,…海を眺めながら。

車で走ってみると,鞆の浦に続き,なるほど浦崎も道が狭い…。

松永湾のあるところでは,波が激しいわけでもないのに道路に海水がかかっている…。

ふだん生活しているところとは異なる地域の様子が垣間見れ,非常に勉強になった。

肝心の神社だが,もちろん鳥居をしっかりと見てきた。

干潮時は鳥居のところまで行けるようだが,今回は海に浸かっている様子を見たかったので,満足。

また,「浦崎半島から松永,東尾道を見ると,こう見えるのだなぁ…」と新鮮な気持ちになったのも良かった。

海は良いよなぁ。

須波の砂浜でのんびりしたい…。

道の駅「みはら 神明の里」

帰りはいつものように神明の里へ。

糸崎の島々と,そこにかかる低い雲。

いつ見ても美しいよなぁ…。

欲を言えばいつも電灯が気になるのだけれど,景観よりも安全が大切だからね…。

さ,先生の休息も終わったし,あと4日間,…全力で走り抜けるだけだ。

(新年度の募集にシフトできる気が全然しない…。)