学友祭
ここ数年,広大附属福山へ子どもたちを連れて行ったり,または子どもたちに会いに行ったりしている。
通い始めてもう7年目になる。
思えば学生として参加していたときよりも,一般として参加している回数のほうが多くなっている。
小学6年生の受験指導をしていたのは5年間,そして昨年は受験指導をしていなかったが,毎週のように相談に乗っていた子が1人おり,その子も無事合格している。
それを考えれば,すべての学年に教え子たちがいる学友祭だった。
おかげで時間指定のプログラムなどは全学年をチェックしつつ,なるべく漏らさないようにまわった。
直接話はできなくても,ダンスや演奏,演技など,さまざまな場面で子どもたちの成長を見ることができるのは本当に幸せだ。
一般公開の9:30から参加させていただいたが,出し物を見たり,子どもたちや保護者の方々と話し込んだりで,あっという間の5時間。
10:00ごろには駐車場がほぼ満車状態で,学校の人気が伺えるのも印象的だ。
他校の制服で来ている子や,小学生だけで来ているグループなども見かけたし,一般参加者が年々増えているように感じる。
小学生のころに授業で見ていたときよりしっかりした顔つきの子,相変わらずいつも笑顔が絶えない子,ちょっと抜けたところのある子,どの子を見ていても嬉しくなってくる。
あまりに成長しすぎて,話しかけられるまで誰だかわからない状態の子もいたが,そんなに変化するほど成長してくれていることがまた嬉しい。
高校3年生の近況を知る
私が講師として初めて連れて行った小学6年生の子たちも,今や高校3年生。
最後の学友祭だ。
あの頃と比べると,生徒も総入れ替えするほど年月が経った。
「元気にしているのか?」「現在どこの大学を目指しているのか?」など近況を聞くこともできたが,優秀な子たちばかりで恐れ入る。
「先生相変わらずキレッキレじゃなあ!」
この学年の子たちは小学4年生の国語算数,小学5年生の国語算数理科社会,小学6年生の国語算数理科社会,…といちばん長い期間携わらせてもらった学年だ。
おかげで教え子のいちばん多い学年である。
小学3年生では冬期講習のみ携わらせてもらったが,そのときの国語の授業の思い出をいまだに語ってくれる子もいる。
彼らが中学3年生のころに,「先生の授業がもう一度受けたい!」と言ってくれていたのも印象的だ。
授業中も笑いの絶えない,私が思い返しても思い出し笑いをしてしまう,楽しいクラスだった。
私としても指導をしたくはあったのだが,やはり会社の事情というものもあり,わがままで運営するわけにはいかなかったのが悔やまれる。
人数が多かったので,残念ながら全員に会うことはかなわなかったが,高校から入学した子も含めれば,10名以上の教え子たちに会うことができた。
長くなってきたので,続きはまた後日書かせていただきたい。