熟年のようにも見える…。(塾長は35歳児です。)
2020-2021
皆さまは,どこで何をしながら年を越したのだろうか…。
私は塾で息抜きをしながら年を越した。
というのも,さすがに7連続授業日を作ってしまったため,12/31はほぼ体調の回復に時間を割き,夜からやおら新年に向けて作業を始めたところなので。
元日に授業準備をしたのはおそらく7年ぶり。
7年前,初めて上位クラスの小6全科目の担当,そして高2高3化学,中1高1高2数学,…これらを同時に担当していた冬期講習が懐かしい。
(どう考えても就業時間内に作業が終わるわけもなく。)
どの授業にも力が入るのは当然であるが,中でも高校化学に関しては,年に一度しか授業しない内容であるし,レベルで述べると東大を狙う子が居るレベルであったので,なかなか準備にも時間がかかったもの。
「ミカエリス・メンテンの式」を扱っていたのはこの時期だったように思う。
大学の化学では「反応速度論」だけで半年分の講義になるほどのものであるが,大学入試にも出題されることがある。
「学習課程に沿ったもの」と「実際の入試を見越したもの」の双方に視点を置いて授業を組むのは,中学入試も大学入試も同じ。
「受験用のテキストにあるからやる」のではなく,「受験する入試で使う知識,思考をやる」ということ。
「持っているテキストをやり切る」ことにばかりこだわる方,意外と多いのですよね。
時間が無限にあればなんでも仕入れておくに越したことはないのだけれど,やはり優先度というものがあったり,中学校によっては逆に問題集でほとんど扱われないものなのに頻出であったり…。
そういったものは,やはり入試問題研究をしていなければ,判断するのは難しいものだと考えている。
まさに塾講師の役割である。
ちなみに…
私の年越しは,大好きな「ゆゆうた」さんの「30時間連続でピアノを弾き続ける」を観ながらになりました。
(残念ながら,YouTubeの仕様で,長すぎるライブストリームは保存されないのですよね…。他者が保存していたものがいくつかUPされていました。)
これ,ともや塾の12/30の授業終わり18:30にはすでに始まっていて,年越しまで弾き続けたのだと考えれば相当スゴイ…スゴさが異次元すぎて私の語彙力では追いつかない…。
昨年は「24時間弾き続ける」を達成したことも話題になり,そのときにも話題になったが,人間の機能的な問題もあり,オムツ利用というしまらない感じがまた良い。
単にスゴさだけでなく,ユルい感じがあってとても好きだ。
…そんな年越しでした。
(あまり年を越した感触がない。)
今月は感染するわけにはいかないため,初詣や入試応援に赴くはなるべく控えます。
感情も大切であるし,生きる原動力が感情であることも確かであるが,冷静に論理的に判断すべき場面では,ロジックも大切にしたい。
(「コロナ終息祈願」に初詣に行く方もいらっしゃるそうで。気持ちは大切だけれど,願望と現実の区別ができない方が多いものだ。また義務教育が敗北してしまったか…。)