高校入試は全く扱っておりませんが…。
※以下,数字等については間違いのある可能性があります。公式情報をご覧ください。
誠之館高校
福山市内にある,高校3年間の学校である。
国私立を除いた,公立高校の地域トップ校といえる。
中高一貫校へ行かず公立中学校に進学する場合,高校入試を視野に入れる必要があるので紹介。
誠之館高校の大学合格実績2023
公式ホームページ→中学生の皆様へ→進路実績→令和5年度進路実績
繰り返し書いておくのだけれど,「人数」に目がいきがちであるが,割合のほうが重要である。
定員320名のうち,何名がどういった大学へ行くのか…。
・現役生のみ数えると……
難関10大学(旧帝大+東工+一橋+神戸)へは,約320名中15名。
約4.6%。
昨年より少ないが,これは過去5年間で見ればまぁそんなところというくらい。
難関10大学くらいのところを目指すには,学校内の感覚だけでは心もとないという感じ。
地域の難関大学である広島大,岡山大へは現役で38名。
ここまでの合計で約320名中53名である。
校内約16.5%といったところ。
広島・岡山に関しては同じくらいを目指す子がそこそこ居るため,校内上位1~2割に入っておれば対応できるという感じか。
その他,国立大の合計が約320名中140名でおよそ44%,国公立大の合計が約320名中176名で55%といったところ。
国立大へは校内半数に満たないくらい,公立まで含めれば校内半数を超えるくらい。
ネット上にある高校偏差値ランキングでは64となっているが,相変わらずこういったランキングの感覚はよくわからない。
(このランキングでは,広大附属福山が75,県立広島が67となっている。)
出口である大学合格実績の一次情報がいちばん参考になる。
余談
以前,誠之館高校から大阪大学へ合格した子に数学理科を指導していたが,彼は誠之館のトップだったのだなぁと,改めて感じるなど。そういえば卒業式で在校生代表として祝辞を述べたとかなんとか言っていたのがここで合点がいく……。
webで塾講師と話していると,東大は東大でも理III,理II,理I,文III,文II,文Iのそれぞれの層の話題にもなったりし,『地域の最上位層』という私の感覚がちょっとマヒしてしまっている感がある。
現実的にほとんど居ない層の話をしても仕方が無いので,私は東京・京都・東工・一橋・大阪あたりくらいまでを最上位としているけれど,これはもうどの層を相手に話しているか次第で変わる前提だろう。