行こう行こうと考えていたもののだいぶ遅くなってしまった。
広大附属三原中
広島大学附属三原中学校。
国立の幼小中一貫の学校園である。
新しい封筒を見れば,『広島大学附属幼稚園(三原園舎)』と書き替えられたシールが貼られており,『名称が替わったのだのだな』と改めて思うなど。
さて,過去問である。
当日に掲示されているものであるが,毎年あとから学校にいただきに伺っている。
国語はなんと問題用紙だけで8枚あり,文章が3つも並んでいる。
その上80~120字で自分の考えを書く問題が。
小学6年生の受検する時間制限40分のテストとしてはあまりに量が多い。
文章をスムーズに読むことに慣れていなければ,まず間に合わないだろう。
肝心の文章であるが,3つとも非掲載となっていたのもいつも通り。
算数は例年通り周辺の私立入試に近い形式の出題がほとんど。
最後の1問だけ読解しながら誘導に沿って解くかたちになっていたのも最近の傾向そのままかな。
これも40分のテストとしては量が多く,計算速度・精度が問われる。
理科は例年通り教科書レベルの内容。
社会も例年通り出題の方向性が見えない内容。
具体的には「トヨタ自動車」のロゴマークを問う問題など。
答えが分かるかどうかはさておき,これを問うことで何の力が見たいのかがよくわからない。
特に昨今は教材に登場する特定企業のマークなどはわざとモザイクをかけたり消したりするようになってきているからなおさら。
エコマークとかリサイクルマークとか,海のエコラベルのロゴを問うのとは性質が大きく異なる。
事前にどういった学習をしておけば良いのかも難しい社会である。
広島市内の私立入試で,LINE,FaceBook,Twitter,YouTubeの年代別利用者割合のグラフを選択する問題が出題されていたのを思い出す。
小学6年生にそれを問う意図はなんだろうか……ネット弁慶が求められている……?
理科はそれほどでもないが,社会については2科目あわせて40分のテストの分量としてはやはり多い。
ペーパーテストへの慣れと処理速度が求められている。
作文は一般的な題材であるため,適性検査の学習をしておれば問題ないだろう。