この2か月くらい,低学年からの問い合わせが増えてきまして…。
以下,「必ずカンペキになりますよ!」でなく,あくまで参考程度にどうぞ。
子どもへのアプローチの仕方は,各お子様ごとに異なるでしょうから…。
結論
「ともや塾を利用する」という前提になるけれど…。
「受験内容はともや塾で学習する」ならば,それ以外の基礎の部分を重視して…。
抽象的な表現をするならば,「計算力」「空間把握」「語彙力」「一般教養」などを。
具体的な表現をするならば…,
計算力
「計算力」は,「暗算」や「筆算」を正確にやれる力を。
ていねいに書く必要は無いが,正確さと素早さを重視。
計算が得意な子は,車に乗っているときなど自然とナンバープレートの数で数字遊びをしてることが多いよう。
私はいまだに4ケタの数を素因数分解して遊ぶことも。
さて,私が大学生のころバイトをしていた「なんたら式」については別項で述べるとして…。
数を視覚化しておくと,計算の工夫もスムーズに。
最近の表現でいえば,「ビジュアル化」「見える化」といったもの。
長期で身に付けるならば「そろばん」が有効である場合もある。
(「そろばん」については,最近になって興味深い事実を知ったし,独立した記事に書きたいなぁ…。)
私の場合,「ピクロス」などのペンシルパズルゲームで自然と身に付いたもの。
(NintendoSwitchのDLタイトルにも「ピクロス」はありますので,是非。)
空間把握
立体工作が好きであれば良いのだが,好き嫌いのあるものはなかなか難しい。
現実の立体物に触れるのが最適であることは間違いないのだが,昨今の情勢,なかなか難しいかもしれない。
何より子どもが「楽しい」と思っているかいないかの差は大きいもので。
おもちゃでいえばレゴなどのブロック。
私の場合,高校化学を教えていたこともあり「原子模型」などで遊ぶのも楽しいが…。
手軽に楽しむなら,ゲームも良いだろう。
いかにも算数らしいもので言えば,ニンテンドー3DSの「立体ピクロス2」がある。
このタイトルはとても好きで,続編を待ち望んでいる。
(1から2まで6年間も待ちましたけども!)
難度は3段階から選択できるが,高難度でもきちんと理詰めで解ける絶妙な難度になっているのはさすが!
…これが難しいとなれば,様々なプラットフォームで遊べる「マインクラフト」で1人遊びでも良いかもしれない。
NintendoSwitchの「スーパーマリオオデッセイ」や「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」などで空間を自由に遊びまわるのも良いだろう。
語彙力
これは大人になっても一生学んでゆくものだから,それこそキリが無いのだが…。
様々な日本語表現に触れてゆくことになる。
すなわち,「読書」「マンガ」「いろいろな大人との会話」など。
マンガについては,「日本の歴史」や「ことわざ」のほか,「ドラえもん」や「火の鳥」などもいろいろな日本語表現を学ぶのに適している。
マンガの場合,古いもののほうが表現が多様である傾向が強いように認識している。(統計をとったわけではないけれど…。)
「いろいろな大人との会話」については,私は親戚の集まりなど,ふだん会わない大人と会うときには積極的に会話を楽しんだものだ。
両親との会話でももちろん「語彙力」は増えるが,もっている「語彙」は人それぞれであるがゆえに,「いろいろな大人との会話」には意義があるだろう。
一般教養
「一般教養」は,「家事手伝い」や「旅行」など。
現在「旅行」はしづらくなっているのが残念であるが,家事手伝いは小さいうちからやっておくと,IQが高まるといった研究結果もあるようで。(年齢算出型IQのことかなぁ…。)
科学,歴史や地理などは,言葉尻だけでも知っておくと,いざ学習するときに親しみがわきやすいことだろう。
理科の季節に関係するものなどは,季節の行事とともに学んでゆきたいものだ。
今までの経験から述べると,ツバキやサザンカなどを知らない子どもは多いし,月は昼にも出ていることを知らない子どもも多い。
広島県と隣り合っているのが島根県か鳥取県か区別のつかない子どもも多い。
(宍道湖の夕日が目に沁みちゃいますなぁ…。)
「そういえば書きたいなぁ…」と思い,徒然なるままに書いたものなので,数か月後には項目が変化しているかもしれないけれど,本日考えていたのはこんなところ。
他塾へ行く行かないは,目的にあわせてで良いだろう。
目的が明確でない場合,「行かせていないことに対する不安の払拭」がメインとなるだけにもなりかねないので…。
勉強以外の学びやレクリエーション,趣味も大切にしてほしい。