公式情報が出ましたね…。
以下,公式情報ではなく,ともや塾の2次的な情報であるので,誤りのある可能性があります。
数値などについては公式情報を確認していただきますよう,よろしくお願いいたします。
公式結果
直接のリンクは避けたいので,「広大附属福山中」→「入試情報」よりご覧いただければ。
昨年はコロナ禍への対応もあってか,情報が出るのが遅かった。
今年は例年通りの時期に発表された。
人数など
このブログでは,
「合格者」は公式情報の「合格者」+「繰り上げ合格者」を,
「合格率」とは(「合格者」+「繰り上げ合格者」)/(受検者)*100を指します。
(個人的に「倍率」という表現が好みではないため。単なる好みの問題。)
特徴的なものは以下。
・男女の受検者人数にほとんど差がなかった。
・10年前と比較すると,受検者は839→604(25%減!)
・辞退者は27名。(過去10年間で3番目の多さ。受検者減にも関わらず辞退者多し。)
・合格率は男子24%,女子26%。10年前は男子18%,女子19%。単純に定員のみで述べるならば,受検者の男女差が少なくなったとはいえ女子有利は変わらないし,男子も過去と比べれば可能性が高まっている。
科目別の点数など
以下,私の主観的な感想。
入試直後の雑感は,「国語の難度が高く,算数は最近より易しくなり,社会の表現の読み取りに多少教養が必要になったな…」という印象だった。
点数にどう表れたのか,気になっていたところ。
国語:合格者平均点は過去10年間で低いほうから4番目。合格者最低点は過去10年間で1番低い。
設問が難しいというより,文章が精神心理に関わるものであったため,読める子は解けるけれど,「幼い子がダダ崩れになる国語だった」と感じる。
中学受験は二次性徴に差し掛かる時期であるため,精神面の成長の遅い子は不利だったのでは…と勝手に推測している。
算数:合格者平均点は過去10年間で低いほうから4番目であるとともに,過去5年間でも低いほうから4番目。
これは,この5年間の難度が一昔前より高くなっており,その中では易しかったということ。
また,合格者平均点が高いのに合格者最高点が37点で過去10年間で1番低い。
これは,計算が煩雑になりやすい数問を除けば,合格者の点数の散らばりが少なくなったことがうかがえる。
すなわち,難度の緩急をつけすぎているため,「易しめの問題を確実に正解させる」「欲張らない」のほうが安定するという出題。
理科:点数において特筆すべきことはない。過去10年間のブレ幅も少なく,例年どおり。
社会:10年ほど前の,「理科より社会が点数が低い」という状況も薄れ,例年どおり。
合格者平均点の合計は114-115点。
このあたりの点数にギリギリの子たちが集中するので,合格者平均点とはいえ,これが合格ラインすれすれと見るべきだ。
ざっとテキトーに書かせていただいたが,雑感はこんなところ。
たぶんこの記事がいちばん参考になるのは塾講師だろうナー…(遠い目)。
個人が思うがままにだらだらと書いた文章であるし,くれぐれも一部だけをつついて人を見下すような愚か者がいないことを願う。