とても勉強になる授業である。
しくじり先生
↑abemaにて視聴可能。(期間限定)
前回も述べたけれど,こういったものは端的なワードだけよりも,エピソードとともに聞いたほうが分かりやすいもの。
以下のようなことが分かりやすく述べられていた。
「ビジネス的な成功よりも,信頼を取り戻すことを最優先」
「責任者が『顔出し』『伝達』『継続』することが大切である」
「しくじった事実は変わらない。困難自体を楽しむ」
「成功の真横に落とし穴あり」
短期的な成功を目指すならば,ビジネス的な観点が重要視されるし,その観点はいつでも大なり小なり必要である。
が,今後の世の中もそうだけれど,自身の信用を築き上げてゆくことが大切だということ,これは長期的な視点で見れば必要であろう。
短期的な成功が目立つのは,評価するまでに時間がかからないし,説得力も出しやすいからではないかなぁ。
長期的な成功については,それこそひとつの人生そのものが評価されるものであるので,偉人もそうだけれど,数十年スパンで評価されるものであるから,過程の段階では評価されず,説得力を出しにくいものである。
私もふだん見ている子どもたちについては短期的ではなく長期的な視点で見ている。
そのために,性質,課題,今後のひとつの着地点等を見極めてゆくこととなる。
まだまだ子どもであるがゆえに,短所ももちろんあるのだけれど,長所をどのように伸ばしてゆくか,短所とどのように付き合ってゆくか,そういった視点で見ていることが多い。
短所についてはよく克服が取り沙汰されるが,克服せずともうまく付き合ってゆく方法もあるため,まずは認識することが必要だ。
「責任者が『顔出し』」については大手の塾等でも行われているが,「代わることがある」のですよね。
(もちろん代えがきくことは長所でもあるのだけれど…。)
人によることだろうが,私は「先生の交代」についてはとても大きいと考えていて,この部分の信頼は全然違うのではないかなぁ。
最後の項目についても,「やらなければならないことならば,いくら泣き言を言っても仕方が無くて,『どう楽しむか』という思考に切り替える」ものだと私は考えているので,これも振り返る良い学びだなぁと感じた。