行動経済学への関心が高まっております。
「THE WHY AXIS」
著者はウリ・ニーズィー,ジョン・A・リスト。
邦題は「その問題,経済学で解決できます。」
和訳があまり好みではなかったので,この記事ではタイトルを原題に。
さて,内容である。
「行動経済学」自体について,その学問が黎明期よりどのように発展してきかという過程,そしてどのような大規模実験を行ってきたか,…そういったことが学べる本だった。
私も人を導く助けを行う職業であり,また保護者の相談に乗る役として,参考になるものは多かった。
「行動経済学」について学ぶ中でこの本を読んでも良いかなという程度で,この本が出版されたころより現在は文献も増えており,ここから出発する必要はないだろう。
反面,オビには「○○のときは?」→「こうするのが良い」といった耳障りの良い謳い文句が書かれていたけれど,それは書籍で紹介されていた具体例に過ぎない。
文化的背景等により人の心理や動きは異なるため,これは一般化し過ぎであろうと感じたし,「やはりオビは参考にならないものが多いし,むしろ誤解を招くものが多い」と感じるなど。
引き続き「行動経済学」関係の書籍,オススメがあればご紹介ください。
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