夏休みの読書。
「未来探究2050」
副題は「東大30人の知性が読み解く世界」。
友人に紹介されて読んだもの。
一言で述べると「知らない分野の専門的な内容がドカドカと紹介されていて,関心の幅を広げるのにちょうど良かった」という感じかな。
未来
「未来予想」というと「ただ一通りの予想をし,当たったか外れたか」程度のものと考える場も見受けられるが,そうではない。
現状と展望を認識し,地続きのものとして未来を探るものである。
現在どのような研究がなされているのか?展望は?……といった内容。
多くの分野の専門家の意見を紹介されているのがメインの内容。
東大30人
「東大」というワードは「東大生」ではない。
「東大の教員(教授など)」である。
以前書籍を紹介した脳神経科学の池谷裕二先生が1人目であり,「おっ♪」と思いながら読み進めることができた。
小学生が読むにはあまりに内容が難しい本であると思うが,本は興味を持てば何歳であろうがなんだって読んでも良い。
極端な話,「あ,こんな研究分野があるんだ」と見かけたことがあるだけでもプラスになる。
昨今の中学入試の国語の出題などは「明らかに対象年齢が小学生より上の文献だろう」と考えられるものが多く,読むことを楽しめるサイクルに入れると良いのだが……。
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