だいたいこれを作成しながら年を越します……。
時事問題2023
毎年恒例,時事問題○×クイズ100問を用意した。
時事問題については,何年か試行錯誤したり実施したりした結果,今のところこれが最善かなというかたちに落ち着いている。
・自作していること
自作している理由は,周辺校では年末ギリギリの内容や2023年に開催予定のものまで出題されることがあるため。
市販の時事問題集だと納期の関係で年末の内容をカバーできない。
ゆえに,年間通してメモしながら過ごしているものを元に,年末に情報をまとめることになる。
・○×問題にしていること
講義形式の授業だと頭に残りづらく,量を増やせば増やすほど効果が薄くなりがち。
他の単元と異なり繰り返し学習するわけでもないので,与えられた情報について『読み取る』『考える』機会にしてほしいと考えているため。
ゆえに,○か×かは二の次で『情勢について真剣に検討する機会』とするのがいちばんの狙い。
100問にしているのは,○×問題として多くも少なくもなくちょうど良い分量くらいかなと考えているため。
だいたいネタのほうがかなり超過するので,取捨選択して削ることになる。
・的中率
2年前,1年前ともに直後の入試で的中したのだけれど,今年はどうかな。
時事問題については出題者の意向により注目するポイントが大きく異なるから,そこまでこだわらず今まで学習した基本を徹底することに時間を費やすほうが優先されるだろう。
時事問題であるから,教科書や問題集には書かれていない問題が出題されることも少なくない。
誰でも知っている内容を的中したところで,『やらなくても知っていたよね』となるだけなので,そうではないものを優先している。
聞いたことのない世界情勢などが出題された場合は,当該設問については皆目見当もつかない状況になってしまうし,逆に今回の演習で学習ができておれば周囲よりその設問分アドバンテージになるというくらい。
たとえば昨年の近大東広島中では『クーデターが起こった国』に関わる出題でミャンマーを選択する問題が的中した。
↑は私の作成した『○×問題』より。
このような出題であれば,教科書や問題集にも載っておらず,ニュースでも2月のころに興味が無ければ知らず,……といった内容なので,当たれば大きい。
昨年度の中1生は『先生の時事問題出ました!』と言ってくれたが,これは私が的中させたことと子どもたちが私のプリントに全幅の信頼を置いて憂いなく勉強してくれたこと,この両方が揃っているから効果があったもの。
とはいえ,私には出題者の関心ごとは正確には分からない。
今年も『当たればラッキー』くらいの気持ちで居てくれれば。
学習するならば,ホントに出る出ないに関わらず『絶対出る!』というつもりで学習するのが効果的。
余談だが,国語において『漢字』の出題予想が4問中3問的中した年があった。
入試のあと,『先生の予想めっちゃ的中していました!』と口々に述べる子がいる中,『え……』という顔の子が一人いた。
その子を責めるのが本旨ではないが,やはりこの場合は『指導者に全幅の信頼を寄せているか?』『受かりたいという気持ちが強く,かつ現実と地続きで行動しているか』の差であろうと考えるできごととなった。