会話レベルの話題

Posted on 2023年6月3日会話レベルの話題 はコメントを受け付けていません

こういった話題。嫌悪感ある人はスルーしていただければ。

会話レベルの話題

つい最近SNSで話題になっていたもの。

会話をしただけで「頭が悪い人だな、IQ低いそうだな」と感じるとき、その人の特徴(話の特徴、内面、外面など)はどのようなものですか?

↑元記事。(1年前のもの)

私としては,正直『頭の悪い』とか『IQ低い』といった表現はセンシティブであり,また具体性のない表現なのでこの表現自体は不適切だと考えているのだが……。

特に『頭の悪い』という表現は毎度ながら『ぼくのおもう』が見えない接頭語として付いているものとして読んだほうが良いだろう。

『頭の悪い』とひとくくりにされる場合は,往々にして話者の語彙力のNASAか,またはこのような表現に釣られてしまう相手だとナメているか,である。

①唐突な固有名詞の登場

②時系列で話したがる

③質問には常に答えない

④複数の問題を混在させる

⑤全ての解決策を求める

↑の問題点についてはよく分かる。

仕事がら子どもたちの相手をするため,子どもの成長段階がどの程度なのかなぁという参考にするときにこのあたりは対話していると気にするところである。

たとえば①などは,狭いコミュニティのみで人と接していると,『そこだけで通じる表現』と『一般的に通じる表現』の区別が難しくなる。

程度問題ではあるが,『これは相手の知らない表現かもな』とメタ認知している程度の高低などは話していて認識できる部分である。

これらは『頭の悪い』というよりも『幼さ』であると捉えている。

すなわち心身の発達過程で今後成長する余地があるというかたち。

上記の問題については多くが『メタ認知能力』の問題であるように思うし,これは自己理解・自己認識・客観性・抽象思考・批判的思考──等々を養うことにより成長することが可能だと考えている。

(『批判』という語は日本語の見栄えが悪いため,『クリティカル』としたほうが良いのかしら。)

よって,子どもたちと会話するときにもそれに対する『気づき』を促すよう面白おかしく対応することが多々ある。

鬱陶しいと思われることもあるかもしれないが,メタ認知能力を養うのも中学受験に対応する布石でもあり,今後の生き方に対する布石でもある。

楽しく成長してくれるのがいちばんである。