MBTI風のものが流行りものになっていて認識のズレがメンドいなと感じている昨今。
MBTI®STEPⅡ
自身の性質上,また職業柄,人の心理に関心を寄せておりまして。
MBTI®への興味もそのひとつ。
昨年9月にはMBTI®認定ユーザーの高原先生にお願いし,STEPⅠを受講させていただいたもの。
この7月には同じく高原先生にお願いしてSTEPⅡを受講させていただいた。
内容については公開禁止となっているため,多くをこの場に書くことはできない。
STEPⅠではタイプの推定や基本の学習,ワーク等を行った。
STEPⅡではさらにファセットとよばれる20の指標について学び,推定していった。
私の目的は,タイプの特定というより,MBTI®の概要を知ることと自己認識・自己理解である。
『人によって常識や指向が異なるものだが,どのような指標があるのか?』を学べたことが大きな成果かな。
このたびは,認定ユーザーである高原先生,そしてペアで受講したくださった友人,5時間も時間を割いていただきありがとうございました。
MBTIとMBTI風
『MBTI』で検索していちばんに出てくるのがMBTI風のものであるので混乱しやすいのだと考えるが……。
MBTIはMyers–Briggs Type Indicatorの略。
『マイヤーズ=ブリッグス』は人名で,『タイプ指標』はタイプ分類のようなもの。
要は,この人物たちが作成したタイプ指標である。
ゆえに,それを他者が勝手にアレンジしたり,MBTI風に4つのアルファベット表記をして寄せたものなどは,MBTIではなく単なるタイプ指標。
すなわち○○TI。
(前述の『検索していちばんに出てくるもの』も,よく見るとどこにもMBTIとは明記されていなかったりする。)
『オリジナルのタイプ分類』を『MBTIである』と言い張るのは,『自作のポテトチップス』を勝手に『カルビーのポテトチップスである』と名乗るような暴挙である。
『マリカー』という名称の会社が勝手に任天堂のキャラクターを前面に押し出して公道カート営業をしていたものを思い出す。
任天堂、「マリカー」との公道カート訴訟で勝訴判決。任天堂「コンテンツ産業の保護と発展のために極めて重要な意義がある」
↑かなり悪質である。
↓日本MBTI協会の公式サイト
↓日本MBTI協会による注意喚起
【緊急情報】16Personalities性格診断テストを「MBTI®」だと思って受けられた方へ
私もMBTIを絶対視する者ではないが,『風のものをそのものと思い込むのはいかがなものか?』という疑問は常に持っている。
このMBTIについても,『いろいろなタイプ指標があり,そのうちのひとつであるMBTIについて詳しく学んだ』ということである。