注意喚起。
SNS上に子どもの顔を載せるということ
……の注意喚起動画が分かりやすかった。
元はドイツテレコムの広告だそうだが,情報ソースの確認はしていない。
出どころが何であれ,SNSリテラシーについて分かりやすいものである。
教育業界。
SNSではなくても,web上に子どもの顔を出している学校・塾はよく見かけるもの。
私も,卒業生が訪ねてくれたときなどは,本人も18歳以上であるし,本人に確認をとってから顔出しをしている。
小中学生については,たとえ本人の同意を得ていても,web上に写真や動画を上げることについて現在の私は消極的。
というのも,まだネットリテラシーの身に付いていない,責任能力のない子どもたちの写真をweb上に上げることの危険性を重く考えているから。
特に他者のお子様方であると考えればなおさら。
画像や動画の保存自体は,いくら禁止しても,他者がスクリーンショットをしたり物理的に画面を他の機材で撮影・録音することを全て防ぐことはできない。
この数年で,画像自体がどんどん高精細になり,音声もクリアになり,また編集技術やAI技術が発達したことにより,悪用の可能性は無限大になってしまった。
動画にもあるような,お風呂やプールなど肌の露出の多い画像等については特に要注意である。
web上にアップロードしたものは,いくら元を消したところで,既に複製が作られていたら完全に消せる可能性は限りなく低い。
18歳女子が両親を起訴…ちょっと待って、SNSに子どもの写真
↑親子関係に完全にひびが入ってしまったニュースも記憶に新しい。
家族の写真,または家族でなくても子どもの写真を上げるというのはそれだけ重いことなのだ。
(私も20年ほど前のmixi全盛期には自分だけにとどまらないプライベートな写真をたくさん上げていたものだけれど,その期間があったからこそネットリテラシーがある程度身に付いていったとも考えられる。)
教育現場で『子どもたちの様子』をアップロードされている場はたくさん見かけるが,この時代になっても不鮮明・解像度の低い画像を上げられている場合,それは技術的な問題ではなくリテラシーが高いと私は解釈している。