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『スーパーマリオオデッセイ』で鬱症状改善!?
『スーパーマリオオデッセイ』で鬱症状改善!?治療に対するモチベーションも向上―ドイツで研究論文発表
↑記事。
精神疾患に関する学際的なジャーナルFrontiers in Psychiatryに掲載された記事によると、『スーパーマリオオデッセイ』を使用した患者グループは他のグループに比べ、鬱病の症状と認知トレーニングへの参加意欲について最も効果が見られたとのこと。高いレベルの鬱症状を持つ参加者の割合はほぼ半減したといいます。
行われた実験は46人の鬱病患者を『スーパーマリオオデッセイ』をプレイする「3D ビデオ ゲーム」グループ14人、認知トレーニングコンピュータプログラム「CogPack」グループ16人、心理療法および薬物療法による通常の治療グループ16人に分けて6週間の治療を行い比較するというもの。それぞれのグループで治療前後の鬱病の症状と治療への参加意欲、視空間認知機能についての、アンケートを含む神経心理学的評価が行われました。「CogPack」グループおよび通常の治療グループでは、症状、意欲の面で回答の個人差による変動を無視できない程度の減少であったといいます。
視空間認知機能については「CogPack」グループが最も高い効果を示していますが、「3D ビデオ ゲーム」グループにも治療の効果が見られたいいます。一方鬱病の標準治療を受けている参加者は、改善を示さなかったそうです。
↑引用元の論文。
この記事を見かけて思い出した。
モントリオール大学の研究では,ゲームが好影響とは一概に言えないものの,以下のような結論が導かれていた。
「ビデオゲームの種類によって,海馬の灰白質が増大するものと,減少するものがある。」
「スーパーマリオなどの3D空間で『探索』するタイトルでは増大し,コールオブデューティなどの『反応』を主体としたタイトルでは減少する」
このたび話題になった『スーパーマリオオデッセイ』についても3D空間を探索するゲームに当てはまるなぁと思い,繋がった感があった。
もちろんゲーム好きが恣意的に結論を導いた可能性も否定できないため,新たな実験の結果や検証に期待。