(写真は田尻の杏。今年は杏祭り中止だったそうですね。)
教育に関する記事を読んでいて,賛同することもあれば,「これはひどい…」と目を背けたくなる記事もある。
このたびは,良質な記事に出会えたのでご紹介。
小4からの「ガチ受験」より小6からの「ゆる受験」が向く子の条件
https://president.jp/articles/-/33968
記事を読んでポイントとなるなと思ったことは以下。
・都内の中高一貫校が相次いで高校募集を停止している。
(まだまだ地方に波及するかは分からないが,頭には入れておくべき。)
・「ネガティブな理由」(地元に通いたくないなど)で中学受験するべきではない。
・中学受験の勉強は,「一生ものの『教養』が身に付くこと」。
・最大のリスクは「大人の言動で勉強ギライにさせてしまうこと」。
・点数や偏差値,塾内での順位にとらわれず,本人が伸びたところに注目すること。
・上位の大学に通う子の条件は「自学自習できること」。
・「発達」のタイミングは子どもそれぞれ。促成栽培的なことはせず,個人の成長に合わせて中学受験のプランを考える。
いま,教育の方向性は,昔からの知識偏重ではなく思考・分析といったものを重視するよう変容している。
覚える語句の数が大事なのではなく,自分で物事を分析したり判断したりできるようになることが大切だ。
今回は記事の話が全体的にともや塾の方向性とほぼ一致していたので紹介した。
反面,こういった記事が大々的に出るようになってきたから,徐々に使い古されていくものにもなっていくことだろう。
私は常に自分で思考して方向性を決めるタイプの人間だが,それが大衆の考えと一致してきたということは,そろそろ新しいことを提案できるよう思考をアップデートしていかなければならないのだろうなぁ…と身が引き締まる思いだ。
(逆に,古い考え方から抜け出せない人からはよく批判されたりもしたけれど,それにもずいぶん慣れた。今は批判してくる人がいないので時間の浪費が減ってありがたい。)